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俺はさっき案内された部屋に戻ると、その部屋に一人誰かがいることがわかった。
誰かと一緒なのはわかっていたが、流石に挨拶してから入った方が良いよなと思い
俺はそいつに声をかけた
「あの、今日から一緒の部屋に住む?ことになった東雲です。よろしくお願いします」
そいつは少し体をぴくっとさせたが、こちらは振り向かずにそのまま返事をした
「……星目、単塁です。よろしく……」
さっきの祖月輪さんと同じタイプだ
やっぱり異形の人は負担が多いからこうなってしまう人が多いのかもしれない。
でも…
こっちを向いてくれないのはちょっともやっとするな…礼儀として
俺は回り込んで単塁の顔を見ようとした
「!み、見るな!」
「!?」
単塁はさっきとは全く別人の様な大きな声で拒絶反応を起こしていた。
体は少し震えていて、自分の目を隠している様だった
「…お前も自分の異形がコンプレックスだったりするのか?」
星目には何か俺と似た様な物を感じた、もしかするとと思い疑問だったことを聞いた
「……うん、」
やっぱりだ
「僕は…おかしな顔をしているから、皆んなから怖がられてて…自分の顔のせいで捨てられたのが怖くて………」
「そうか、そりゃ辛いよな……」
俺も自分の異形のせいで辛い扱いを受けていたのが怖くて
異形を隠しながら生きているから気持ちは痛いほどわかった
そんな俺だからわかる、これは深ぶりしちゃいけないやつだ
まあ一緒の部屋なんだしいつか必然的に見えてしまうことはきっとある
俺もなるべく関わらない様にしよう
「とにかく、これからよろしくな」
単塁は少し間を空けた後、こくっと頷きをした。
その後俺は適当に運ばれていた荷物をざっと片付けた後、普通に寝た
「…めっちゃぐっすり寝れた…」
しばらく徹夜ばかりでしっかり寝ていなかったからこんなに長く眠れたのは久々だった
俺は着替えた後、てきとうに広間の方に行くと
瑠花と大きな羽を生やした女性が座っているのが見えた
どうやら女性のことを手当してる様だった
「瑠花?何してるんだ?」
「げっ…遼…」
あっ、遼呼びに進化してる
「遼?瑠花ちゃん、誰ですの?」
「こいつは昨日入ってきた新人、蝶はいなかったから知らないのね」
瑠花が蝶と呼ぶ人物は、
目を包帯でぐるぐる巻きにしており、大きな紫色の羽と触覚を生やした奇妙な見た目をしていた。
「あら新人さんでしたの?じゃあ自己紹介をしなければ…」
「こんにちは、私は星嵜蝶ですわ」
星嵜は笑顔を作っていたが
怪我を負っているせいか足元はフラフラで今にも倒れそうだった
と思っていると、本当に星嵜は倒れてしまった
「うわっ!」
「おっと!?ちょっ、危ないでしょ!」
「す、すみませんですの…」
ギリギリのところでなんとか瑠花が星嵜を受けとめた
「まだ手当の途中なんだから無理しない、わかった?」
「はい…」
星嵜は少し落ち込んで触覚は少し下がっていた
「てか、なんでそんな大怪我したんだ…?」
「えーっと、昨日任務に行っていたのですが、途中で武器が壊れてしまって油断してしまったんですの…」
「えっ!?良く無事だったな…」
「リルさんが助けてくださったんですの!」
「リルが?」
「そだよ〜!」
「うわびっくりした!?」
ぬらりと背後から急に姿を現し、俺も瑠花も驚いてしまった
「リーダーからお願いって言われて行ったの〜、まっ俺にかかれば瞬殺だけどねっ」
顔が無くてもわかるくらいなドヤり様
「ほんとに助かったんですの…ありがとうございますわ!」
「良いの良いの〜、女の子は守るためにあるんだから!」
「なんだその理論は……」
俺は呆れながらも、異灯汝のチームワークに内心感心していた
「はい、そんなこんなで終わったわよ手当」
「はっ!いつのまに…流石瑠花さんですわ!」
「褒めても包帯しか出ないからね」
「これ以上包帯は結構ですわ…」
「だろうね」
「あっ、てか瑠花遼良いの?こんなゆっくりしてて」
「?なんでだリル?」
「だってさっきリーダーが二人に仕事頼んでたよー?」
「なによそんなこ……は?」
「ん??」
「「はぁ〜〜〜〜!?!?」」
俺と瑠花は同時に驚きの声を発した
「おぉ、ハモリましたわね!」
「ちょっと聴いてないんだけど!?そんなこと!」
「そりゃリーダー二人に直接言ってないも〜ん、てか俺はそれ伝えるためにここ来たし!」
「言ってねえじゃん!」
「ごっめ〜ん忘れてた〜!」
「とにかく早く行くわよ!スマホ持ってる?」
「えぇ、持ってるけど…」
「後でアプリ入れてあげるから早く来て!!」
「えっちょっ!」
「ゴチャゴチャ言わないさっさと来る!!!」
「は!はい!!」
「ふふっ、仲良いですわね〜」
「だね〜」