『先頭にいるのは……そんな、あれは神の花嫁だ!』
館内に響く警報を聞いた途端、ミツキは弾かれる様に外に飛び出していた。
襲撃者は本当にコルルなのか? 目的は? 行って自分に何が出来る?
疑問は山積みだったが、それら全てをかなぐり捨てる程、ミツキはいてもたっても……いや、あれ以上あの場に留まる事が出来なかった。
切れた息を無視して、行く先もろくに分からぬまま、騒動の気配を探りミツキは走り回る。
既に肺が爆発しそうな程苦しかったが、それでも、それ以上に足を止めるのが怖かった。
少しでも休んだら、その瞬間意識を右腕に奪われるのではと冷や汗が止まらない。
『西六十番地区に機神襲来! 至急応援を寄越せ!』
「はぁ、はぁ……西六十番って……はあ、真逆じゃないか。流石に戻らないと……って」
それは、*************
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