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メイド服っていいんですよね
naさんが着てます
ギリR18ないです
…
日が昇り、五月蝿くなるアラームをなるべく迅速に黙らせる
焦りながら隣を見れば、すぅ…と寝息を立てていて安心したように胸を撫で下ろす。
彼が昼起きでよかったなんて、少しだけ思っているが。
素早く準備をして、自室の鍵のかかった引き出しからボリュームのあるそれをカバンに入れる
ふと時計を見れば8時25分で、やっべ、と小さくつぶやき鍵もかけ忘れ急いで家を出る。
「おはようございまーす」
なんて髪を括りながら裏口の扉をくぐれば。もう開店だよなんて急かされる。
カバンからそれを取り出し着替えながらスマホをちらりと見たが、通知はなく安心で胸を撫で下ろす。
ふりふりのヘッドドレスで身長を誤魔化し、胸下のリボンで無い胸を隠す。
カランカランと入口の扉が開くのを、俺は笑って出迎えた。
「いらっしゃいませ、御主人様!」
⋯
時刻は昼を過ぎ、人の入りが落ち着いてきたころ。
再びベルがカランカランと音を立てた。
「いらっしゃいませ、ご主人さ⋯ッ
整った顔立ちに青みがかった黒の髪。
ラフだけど清潔感のある服。
俺がプレゼントしたショルダーバッグ。
kn「おはようなかむ」
⋯
kn「じゃあー…このオムライスと烏龍茶もらっていい?」
「か、かしこまりましたぁっ!!」
なんでバレている?
しっかり対策はしたはず
証拠が残らないように⋯
とそこまで考えて、メイド服の入った引き出しの鍵を締め忘れていたことに気づく
あの引き出しにはメイド服の他に店の名刺やらが入っている
不覚だった。
時間がないからとおろそかにしてくるんじゃなかった。
kn「あ、おまじないはそこのメイドさんにやってもらおうかな」
なんて、にこにことこっちを向いてわざとらしく言うものだから、他のメイドさんの視線も相まって断れない。
「お、おまじないをかけさせてもらいますっ!♡」
ああ。なんでこんなことに。
「お会計1,820円です…」
顔を合わせずなんとかやり過ごし、レシートを渡せば終わりだというその時、
ぐいっと手首を握られ彼の方へ体勢を崩してしまう。
『今日それ着たまま帰ってきてね?』
疑問符なんてつけられたところで俺には拒否権はないんだが。
⋯
kn「あ、おかえり。」
帰るとテレビから目線を離し、此方に向けそう言うが、あの時の爽やかさはどこにもない。
ちゃんと着たままなんだね、なんてパニエをふわふわと触られ、背筋がゾワゾワと凍る。
盛っていた荷物が剥ぎ取られその場に置かれる
とその瞬間に、体が宙に浮く感覚。
何も言わずただ寝室へ歩く彼が今は、怖くて仕方がなかった。
「き、きんとき、ごめんなさっ
kn「ねぇなかむ。」
ふんわりとベッドに降ろされるが、表情は此方をただ見つめるばかり。
kn」今日はお仕置きを兼ねて、その服着たまましようか。ちゃんとご奉仕してね?」
メイド【🎤×🐼】end