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🖤サイド
俺は宮舘先輩と保健室の外に出た。
❤️「で、亮平はなんで保健室に来てるの?」
🖤「あ、えっと屋上で話してたら阿部くんがよろけちゃって…。」
🖤「それに、今日はなんかいつもより元気なくてしんどそうだつたから。」
俺はあったことを全て話した。
🖤「あの…。」
❤️「ん?どうしたの?ニコッ」
🖤「阿部くんとはどういう…?」
❤️「あぁ、幼なじみだよ。」
🖤「なるほど…。」
ガチャッ
💙「翔太、終わった?」
❤️「うん。今終わった。」
💙「目黒、ありがと。」
🖤「いえ…。」
💙「じゃあな。」
🖤「阿部くん、大丈夫?」
💚「うん。さっきよりは…。」
🖤「どうする?次の授業休む?」
💚「授業は受ける。だいぶ良くなったから。ニコ」
また、大丈夫って。
そうやって笑顔で。
俺の前では無理しないで。
💚サイド
数日後…。
テストが返ってきた。
国語が90点
数学が89点
英語が100点
理科が100点
社会が85点
💚「…っ!」
💛「えっ!阿部すごっ!ほぼ90点越えじゃん!」
🩷「天才だ!」
やめてよ。『天才』なんて。
💚「そんな…。たいしたことないよ…。」
💚「社会なんて90点ないし…。」
🩷「てか、見てあべちゃん!理科40点超えたんだけど!」
💛「えっ!奇跡じゃん!」
🩷「でしょ!あべちゃんのおかげ!」
💜「さくまぁ?」
🩷「ぎゃー!バケモノ!」
💜「誰かバケモノだぁ!」
💛「…。」
🩷「どうしたの?先生っ!」
💜「お前もっとがんばれよ!」
🩷「えー!40点超えたのに?」
💜「俺のテストは平均が70くらいになるように作ってあるの!」
💜「もっと危機感持って!」
🩷「へーい…。」
💛「てか、もう昼休みじゃん。購買行こ!」
🩷「うい〜!」
💚「…。」
💛「阿部?」
💚「…あっごめん。」
💜「…。」
【阿部家】
💚「ただいま。」
💚母「おかえりなさい。テスト返ってきた?」
💚「…うん。」
…嫌だ。
見せたくない。
だって、こんなの見せたら…。
💚母「早く見せて?」
💚「はい…。」
見せるとやっぱり予想通りの反応だった。
💚母「何…。この点数…。」
💚「…ごめんなさい…。」
💚「ねぇ!いつも言ってるよね?テストでは95点は取れて当たり前だって!」
パンッ(叩)
💚「…っ!」
あぁ、まただ…。
💚母「ねぇ!」
ドンッ(蹴)
💚「…うっ!」
💚「やめっ!」
パンッ
💚「はぁ、はぁ…。」
誰か…。
誰か…。
助けて。
なぜだろう。
こんな時でも君を求めている自分がいた。