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“注意事項”
・二次創作
・ロフマオメイン
・世界滅亡した後の想像のお話
・空想上の化け物出てきます
・死ネタ
・半分(?)獣化します
これらが大丈夫な方はどうぞ!!!
甲斐田視点
…正直こんなに早く着くとは思わなかった。
「ふ〜!!久しぶりぃ!100年ぶりか?」
「甲斐田さん、お疲れ様でした。」
社長に1つお礼を言い、肩から降りた。僕はやっと着いたろふまお畑の空気を吸う。
「〜…はぁ…なんか草がボーボーですね…農業始めたての頃を思い出す…」
「植物もほぼ枯れてるしまた1から、ですかね。」
僕らはろふまお畑を整理するため、倉庫に向かった。ここには管理人さんがいたが多分きっともういないのだろう。
1人1つ鎌を手に持ち、畑に顔を向ける。やっぱやる気が出ない…
「人類がいなくなっても尚文明をし続ける僕らは一体なんなんだ…」
「めんどくせー!!!」
草に手をかけ、根元をちょんぎっていった。だいぶ錆びている手押し車に草を乗っけ、また草を狩り、手押し車に乗っけるの繰り返しだった。
そんな作業をして数時間後、やっと綺麗になってきた。
ただまともにやっているのが僕だけだ。他3人は途中でどっかに行った。
「はぁぁ、僕だけが草を狩ってるってどういう事ですか!!体力ある3人が頑張るべきでしょ!?!?」
なんて愚痴を零す。3人は今居ないから言いたい放題だ!なんて思っていると背後にある小屋からがた、っと音がした。
「…え”!?!?」
咄嗟に振り向いた。小屋は何の変哲もないただの小屋だ。
「え、怖い怖い怖い怖い…なになに、ドッキリですか!?その手にはもう乗らないですよ!!」
小屋に近付き、そう言う。
「ほら、誰かそこに居るんでしょ!!手伝ってくださいって!!」
シャッターも開かないし声も聞こえない。不審に思った僕はシャッターを軽くノックをした。
「…え、…?」
…だが何も返事が来ないし、…道具が何らかの影響で落ちただけか、?
シャッターに手をかけて、ゆっくりと上にあげていく。
「ッ、!?」
悲惨な景色がそこには広がっていた。
白骨化した死体に巻き付くように粘液がべったりと付いている。
半ば溶けているようにも見えた。
「…見なかったことにしよう。そうだ、これはただのオブジェクト。」
シャッターをそっと閉め、何事も無かったかのように作業に戻った。
僕の心臓はまだバクバクと鼓動を鳴らしていた。
「んぉ、甲斐田〜!お前頑張ったな〜!」
「…社長に散々遊ばれて気分悪いです…」
「あっはっはw猫じゃらしを必死に追いかける剣持さんはちょっと面白かったですよw」
なんて呑気に会話しながら帰ってくる。
「あ、僕小屋見に行って良いですか?確かもっと効率よく草狩る機械があったはずです。使えるかは別ですが。」
小屋、まずい。あの黒い粘液が何をするのかも分からない。
「あー!!もちさん!!大丈夫ですよ!!!僕頑張りますんで!!!精一杯!!体を張らせてもらいます!!」
「え…急にどうしたんですか、」
「まー!良いじゃないですか!ほら、手作業楽しいですよ!!」
「遂に体力の限界で頭おかしくなりました?」
僕はもちさんの背後に行き、背中を押しながらろふまお畑へと引き戻す。
「ささ、ゆっくりしてても良いので!」
僕はもちさんを適当な場所に追いやり、小屋からなるべく離した。
「…隙ありっ!!」
「ッへ!?アニキ!?」
アニキが小屋目掛けて走り出した、まずいって。狼に人間が追いつける訳ないだろ!!
アニキがシャッターに手をかけかけた瞬間にアニキに掴まったまま横に突き飛ばした。
間一髪だった。
「…ごめんて。ちょっとした好奇心で…な?ごめん甲斐田…」
「ほんッッッとうに心臓悪いのでやめてください…」
「甲斐田くんは一体あの小屋に何されたんだよw」
今あの黒い粘液について語ろうか?信じてもらえるだろうか?
「…実はあの小屋に…____」
僕は正直にあの小屋で見た光景を打ち明けた。白骨死体の事、黒い粘液の事。
3人は興味深く聞いてくれているようだった。話を終えると納得のしたような顔をした。
「だからあんなに必死に…」
「確かに何をするかもわからんのに見に行ったら危ないもんなぁ。」
「甲斐田君なりの配慮だったんだ。それなら言ってくれても良かったと思いますよ。この危険になった世界で内緒事は無しにしましょう。」
もちさんがそう言う。確かにもちさんの言う通り、内緒事はしない方がいいのかもしれない。
「じゃあ俺内緒にしてた事言うわ〜!!!」
不破さんが唐突にそう言う。
「この”市内”はなんか凄い装備してた人間はいたから完全には人間は絶滅してないぞ〜!!」