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「陛下、大丈夫ですか?」
フランツに心配され、はっとする。
セシリアとゼスランが逢瀬を重ねていると聞いて、持っていた書類を床に落としてしまったようだ。
フランツも主君がこんなにも驚くとは思っていなかったようで、その顔には戸惑いの色が浮かんでいる。
「手から滑り落ちただけだ。問題ない」
椅子に座ったまま、落ちた書類を拾い上げる。
口ではそう言ったものの、胸には動揺のようなものが広がっていた。
「それで? その情報は確かなものなのか?」
「本人からの証言はまだありませんが、アラン皇子が負荷試験を行う際は、皇后陛下もゼスランとともに後宮に泊まっているとか。二人で仲睦まじく話す姿も多数目撃されております」
「……」
ギルベルトは頭を抱えた。
思えば、負荷試験の結果が気になって後宮を訪れた時にも、セ***********
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