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14
海龍side
あれからなんとか家に帰ったら、夜中にも関わらず拓途がリビングにおった。まあ隣の家やし今更驚かんけど。
「おかえり」
「ただいま」
ソファーに座りながらさっきのことを思い出す。
あいつのあんな顔初めて見たかも。
幼馴染やしあんなんするのも当たり前っちゃ当たり前か?いやでも、兄と拓途がしてるとこなんか見た事ないし、、俺が見た事ないだけか?
「なんかあったの?」
「いやぁ、、あったと言えばあった?」
「あったんだ」
「うーん、、やっぱなかったかも?」
「どっちなんだよ笑」
「…幼馴染ってハグしたりする?」
「は?」
聞いたあとになって、自分がとんでもないことを口走ったことに気付く。
「…したん?」
「したというか、、されたというか?そんな大したことちゃうけどな」
「あの幼馴染の子?」
「そうそうあいつ」
「ほーん」
「普通なんかな」
「……普通ではないんじゃない?」
拓途でも普通じゃないって思うんか
「じゃああいつが頭おかしいんかな」
「ひどくない?笑」
「だって急に抱きしめてきてんで?」
「海龍はいやだったの?」
拓途そう聞かれて少し考える。
「…嫌、、ではなかった、かも」
そう言ったら拓途は一瞬眉間に皺を寄せたけど、すぐにいつもの顔に戻す。
「ならいいやん」
「はぁーー気まづくならんかなぁ、、それが一番いややわ」
「海龍だったら大丈夫でしょ」
「そうやなたしかに。俺やったらいけるわ」
ダイニングテーブルに座っとった拓途がこっちに来て、俺は抱き締められた。
「なんか、俺って安心感あるん?」
ぎゅっと、力強く抱きしめられたその瞬間、拓途はぴくっと肩を震わせた。
「…くっさ」
「は!?おい!今のなんやシンプル悪口!!」
「なんか変な匂いする」
「失礼すぎん?」
「ごめんごめん笑」
「腹立つわぁほんま。もう一生抱かせへんからな」
「え、ごめんほんとごめん」
「……嘘やって。そんな必死なって謝んなよ」
「ほんまびっくりした、、よかったぁ」
拓途は俺から離れたあと、荷物を持って玄関に向かう。俺は優しいから玄関まで見送ってあげることにした。
「拓途もう帰ったって伝えといて。」
「しゃーなしな?じゃ、気ぃつけて。隣やけど」
「そうやな笑 おやすみ」
そう言って拓途は帰ってった。
……難しいなぁ人間って。
まあええか、 考えてもわからんし。
俺は欠伸をしながら部屋へ戻った。
「海龍おはよー!!!」
「うわー朝からうっさ」
駅から学校に向かってる最中に後ろから聖人が話しかけてきた。
「先行くなよ」
「いくらピンポンしても起きひんかったやつ誰?」
「……お前?」
「なんでやねん。お前やろ! 」
俺のツッコミでケラケラと聖人は笑う。
こいつってほんま俺のこと好きよな。嬉しいからいいけど。
「今日遊べる?」
「あー今日無理、ばり久々のバイト。」
「お、ついに?遊び行こかな」
「来んな来んな。」
「えー暇やねんけど。いつ終わるん」
「8時やった気するけど…もしかして待っとくつもりか?」
「当たり前に。」
そんな他愛もない会話をしてたらいつの間にか学校に着いていた。
「てか課題やった?」
「…課題、、?」
「うわこいつやってる笑」
「なぁほんま頼む!!見せてくれ!!」
「明日カラオケ奢りな」
「…ぐぁあ!!わかった!見せて!」
聖人に課題を見せようとした時だった。
クラスメイト「網代ー、隣のクラスの子が呼んどるでー!」
「……え、お、おん、わかった」
またかよこいつ。モテすぎててうざいねんけど。
しかも告白してくる子全員可愛いし
「ちょっと行ってくるわ」
「おん行ってら」
聖人の背中を見送りながら、俺は課題のページを見返した。
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