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今日は、大きな任務がある
内容は、密入業者を殺すことらしい
人数は10人ほどらしい
ポートマフィアに入った以上こういう任務は避けられない
ボスの命令は絶対だ
僕は、「はい」と順々に従う
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湿っぽくて嫌な空気だ
倉庫も古びて、所々塗料も剥がれているが、妙に扉だけは新しい
ここを拠点にしてる密入業者の仕業だろう
扉をゆっくりと開ける
密入業者が揃って酒を飲んでる
なんで、昼間から酒を飲んでるんだ!!!
密1 「お、お前は誰だ!!」
敦 「あ、えっと、ポートマフィアの敦です」
密5 「ポートマフィア!??」
ポートマフィアという単語を聞いた瞬間
密入業者達は逃げる準備をしだす
敦 「逃げないでください! 」
そんな、話を聞くはずもなく1人が、裏の出口から出ようとする
足を虎化させ、逃げようとした人にスタンガンを浴びせる
密5 「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ーーー!!!、」
パタッと僕の方に倒れてきたので、そっと支えて床に寝かしておく
これを見た密入業者はまるで、僕を化け物でも見るように見てくる
その目は、孤児院で散々見た目だ
敦 「すいません、僕は貴方たちの事を殺さなきゃいけません、、でも痛みは感じさせませんなので、、そんな目をしないでください」
密入業者達は、黙ったまま僕を見ている
密3 「頼む!殺さないでくれ!俺には家族がいるんだ!!!」
1人が口を開いた
可哀想だと思った、、だけど、僕の口から出た言葉は
敦 「そうですか、で?」
自分で言っておきながら冷たいと思った
密入業者達の表情が絶望へと変わる 僕も、孤児院でこんな顔をしていたのだろうか
早く彼らを楽にしてあげないと、、、
少ししてから1人が、目を覚ます
密5 「早く、早く、逃げろ、、」
目が覚めたであろう彼はそう言っていたが、 あの人達にはもう、逃げることはできない
だって、彼らはもう死んでいるのだから
人を自分の意思で殺すのはこれが初めてだ
肉をえぐる触感 血の匂い 叫び声
どれも最悪だった、、、これが、これからは毎日のようにあると思うと、絶望しかない
僕は、最後の一人に、話しかける
敦 「もし、君が僕と同じ立場だったならどうしたんでしょうね?」
密5 「、、、」
彼は答えなかった、無惨な姿になった仲間の様子を見て手が震えている
きっと、これから自分がどうなるか、悟ったのだろう
敦 「今、楽にしますね、、」
血まみれの僕は自分の居場所に帰る
世界はこんなにも汚かったんだな、