僕が、探偵社を辞めてから1ヶ月がたった
僕の担当は戦闘
1ヶ月でもう、数え切れない程の人を殺してしまった、
僕が前線で戦い芥川がサポートするという 戦闘スタイルだ、、時々芥川から
芥川 「なぜ、貴様なんぞに、」
なんて、言われるが、最近は言われる量が減ってきた気がする
芥川と僕の関係は前よりは良くなったようだ
そんな事を考えていると中也さんに呼び止められた
中也 「よ!敦」
敦 「おはようございます 中也さん」
中也 「これから任務か?」
敦 「そうです!中也さんもですか?」
中也 「いや、俺はボスの護衛だ」
敦 「? どこかに行くんですか?」
中也 「いやー、これから探偵社に行くんだよ」
敦 「探偵社ですか?」
中也 「もしかしたらだけどよ、探偵社と近頃 戦う事になるかもしんねぇ」
敦 「え、、、それは、厄介ですね、、」
中也 「だよな〜、」
敦 「では、気おつけて」
中也 「おう、手前もな」
敦 「失礼します」
探偵社との戦闘、、、もし戦うとすれば僕は誰と戦うことになるんだろう?
パッと時計を見る
予定の時間から3分も遅れていた
敦 「や、やばい!!」
急いで、街合わせの場所に向かう
待ち合わせの場所には不機嫌な芥川がいた
ごめん と謝るが機嫌は直らない
後で、ご飯でも奢ろう、、、
移動の最中 中也さんから聞いた話をする
芥川は、「くだらない」 と言うといい すぐに話を終わらせた
そんな、話をしていると、お目当ての場所に着いた
そこは、厳重に守られていて、セキュリティーもちゃんとしている
いつものように見張りを芥川がしめてから進む
ボスは地下にいるらしく下へ下へと進んでいく
今回の組織のボスは異能力者らしく、
確か、異能力名は『等価交換』
名前の通り、同じ価値の物と交換出来るらしい
使われたら厄介な異能なので、不意打ちで殺す
僕は、そいつの背後に音を立てず立つとナイフで彼の首をはねた
ポトッという音の後、首がこちらの方に転がってくる
最初のうちは悲鳴をあげたものだが、もう慣れた
人間、慣れと言うものは怖い
僕は、表情一つ変えずに芥川に、
敦 「これで、終わりか?」
と尋ねる、
芥川は、頷き、ドアノブに手をかける
ガチャ、ガチャ、ガチャ、
敦 「何をしているんだ?」
芥川 「開かない」
敦 「はぁー??嘘だろ!ちょっと貸して」
僕が、そういうと芥川が右にずれ、やってみろと言う目で僕を見る
敦 「ガチャ、ガチャ、ガチャ、ガチャ、、、、」
開かない!!?なんでだ?来た時は開いたのに
芥川 「嵌められたな、」
敦 「嵌められた!??」
芥川 「奴の異能力 等価交換で自分の命を代償にやつがれ達を閉じ込めたのであろう」
敦 「嘘だろ!?、、確かに、、ボスにしては 呆気なく殺せたような、、、」
敦 「どうする?」
芥川 「破壊するのみ」
芥川がそう答えると、羅生門で部屋を壊し始める
だが、壊れるのは部屋の中の物だけで、壁には傷一つつかない
敦 「はぁ、、僕がやるよ、」
僕は手を虎化させ、部屋を切る
パラパラと壁が崩壊する
敦 「僕の異能 月下獣は 異能を切る って、知ってるだろ?」
芥川 「、、、」
敦 「無視すんな!!!!」
芥川は僕の方を見ずに、壊れた壁の方から出ていく
僕も芥川を追いかけるように後を追う
この異能力者は可哀想だったな、、
僕じゃなければ、道ずれにできたのに、、
命をかける物を間違ったな、、と僕は少し同情した
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