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※注意事項は1話参照
主な登場人物
雲雀→hb
奏斗→kn
今回、アキラとセラフは出てきません。
※今回もまた、病みに近いような表現が含まれます。ご注意下さい。
↓本編です
(1週間後)
kn:(あの日から、ひばの顔色が日に日に悪くなっていく。まともに寝れてないんだ…。食事もほとんど食べれてないみたいだし…)
リビングへ行くと、ぼーっとソファーに座っている雲雀がいた。
kn:ひば、ちょっといい?
hb:!奏斗…、どうしたの?
kn:(反応が薄い…限界なんだ…)
kn:今さ、僕しかいないわけだからさ?話して、吐き出してみてくれない?あの日のこと。ゆっくりでいい。少しだけでもいいからさ。
hb:っ!…フーッ、わかった…。話すね…
hb:あの日、あの施設の地下を調べてた…マッピングしていって、一箇所だけ不自然に空いていることに気づいて…そこに行ってみたら、隠し扉があった…。
kn:隠し扉…
hb:そう。…そこに、たくさんのベッドがあって…顔写真が付いてた…
kn:顔写真?
hb:その顔写真が全部、この前ニュースで出てた行方不明者の顔とおんなじで…
kn:なっ…!
hb:それを見てたら、足に何かがしがみついてきて…っそいつ、人とは思えないような見た目してて…
kn:…。
hb:とても人とは思えなくて、蹴り飛ばして引き離そうとしたんだけど…、そのとき、そいつが…はっきりと言ったんよ…『たすけて』って。
kn:っ…
hb:そしたら、スーツの人が来て、そいつの頭を銃で撃った…。俺のことも撃とうとしてたけど、女の人の声がして、その隙にどうにかにげれて…
kn:よかった…逃げれて…
hb:うん…でも帰ってから、寝ようとして目を閉じたり、ごはん食べようとしたりするたびに、その時のことがはっきり思い出されて…っポロポロ…それでっ…ずっと寝れなくて…食欲もなくて…
ギュッ
kn:もうそれ以上言わなくていいよ。辛かったよね。苦しかったよね。もう大丈夫だからね。
hb:っぁ…かなとっ…
kn:たくさん泣きな。ずっと一緒にいてあげるから。
hb:っ…うっ…
(しばらくして)
kn:眠い?たくさん泣いて疲れたでしょ?ゆっくり寝な。
hb:でも…目を閉じたら…
kn:ずっと一緒にいてあげるって言ったでしょ?だから大丈夫だよ。
hb:…うん…ありがと…かな…と…スウッ
kn:寝た…か。
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今回はこの辺で終わります。
なんか、奏斗がすごいイケメンな感じになってしまった。
たくさんの♡ありがとうございます。
また次回お会いしましょう。