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(放課後)
先生「気をつけて帰れよ〜」
先生がそう言うと同時にクラス中はざわつき始めた
荷物を詰め、リュックを片方の肩にかけ、この階の奥の使われていない空き教室に向かった
ガラガラ
生徒「ようやく来たか、おせーよ」
Nk「すみません、」
リュックを端へ置く
置いて、お茶を飲もうとしたら後ろから倒された
Nk「ん”ッ?!」
どんっと床に倒され咄嗟に水筒を置くとぐらぐらと揺れる水筒だが、間一髪倒れずに済んだ
生徒「お前さぁ、顔だけは女子みてぇに可愛いよなw」
またその言葉を言われる
顔の輪郭から首筋へ、首筋からへそへ手が動く
ボタンをひとつまたひとつ開けられる
Nk「やだッ…、」
生徒「うるせぇよ、黙ってろよ」
気がつけばまたこいつに満たされ、好きでもないのに中に入れられる
気持ち悪い、気持ち悪い、、
今すぐに逃げ出したい
赤くなる顔を隠し、逃げることも出来ないまま時間が流れる
やっぱり、ヒーローなんて存在しない
僕を助けてくれる人なんていない
僕はずっと負け犬で、皆の玩具、、
そう、これが現実……。
苦しいのが現実…
僕の現実はお先真っ暗