赤くなった空をひとりで歩く
影が遠くに伸びきっている
スマホをポチポチといじる
Twitt〇rを開いて誰にもフォローのされない鍵垢で呟く
今日のこと、今の気持ち、もうそろそろ人生の休止符を打とうと思ってること
誰からの反応もないところで呟く
ポシュッと音と同時に呟き終わった時にスマホが震えた
Nk「電話…?」
スマホのスピーカー部分を耳に当て着信を許可し、声を聞く
??「もしもし〜?」
Nk「ぇ、?」
聞き覚えのあるふわふわとした声、頭の中に思い浮かぶ声の正体
Nk「ぶるーく、?」
Br「お、!せいかーい!久しぶり〜!」
Nk「なんで、?」
彼はスマホを解約して、新しいスマホに変えたと聞いた
それに、もう何年も連絡をとっていなかった
だから頭の中がハテナマークで埋まる
Br「へっへっへー、実はね!僕、明日からなかむのいる学校に転校しまーす!!」
Nk「……え?」
突然の報告に呆然とする
ブルークが同じ学校に来る?
転校したブルークが、?
Br「実はね!父さんの仕事の関係でまた引っ越すことになってそれがまたこの町だったの!」
Nk「え、、」
当然ながらブルークにはいじめを言っていない
だから、彼に知られたらまずい
それに休止符を打とうと思った時に邪魔される可能性がある
それでも心のどこかでは嬉しく感じた
ブルークが助けてくれるんじゃないかって
ヒーローが現れるんじゃないかって
心のどこかで期待する気持ちがでてきた
Nk「明日からくるの?」
Br「うん!だから明日一緒に登校しよ!」
Nk「え、でも家知らないよ、?俺…」
Br「僕が行く!」
Nk「分かった」
Br「うん!あ、そういえば”みんな”は?今一緒だったりする?」
Nk「あ、、ううん、今、先生に頼まれてたのを残ってやってたからひとりで帰ってる」
Br「あ、そうなんだ!」
“みんな”
それは、僕を捨てた居場所だった所
シャークん、きんとき、スマイル、きりやん
もうあの場所には戻れない、、戻らない
みんなを傷つけないためにも、
自分の為にも
Br「明日さ、!父さんが居なくなるんだよね、!いきなり出張らしくてさ、、それでさ!久しぶりにお泊まり会とかしない?」
Nk「お泊まり会…?」
Br「そう!また6人で!」
Nk「…ぁ、、、うん、笑いいよ…w」
Br「それじゃあ僕の家でしよ!シャークん達にも伝えておくね!」
Nk「うん、ありがと」
Br「うん!それじゃ、またあした!」
また笑顔の仮面を被って嘘ついて
また笑って逃げて
また無理して、、我慢をする
また、自分を、、苦しめる
こんな自分が大嫌いだ
コメント
4件
最近ハート押したりコメントできてなかったですけどちゃんと見てた人です() ほんとに最高🙃 段々不穏さが増していく…ネケメ頑張れ~…