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「…やっぱり無理です。なんなら、ガンマスさんとレイマリさんを引き連れるのもやめていただきたいです。」


菓子さんと茶子さんが頷きあってから発する言葉は、俺たちにとっては想定外のことだった。


断られるかもしれないとは思ってたけれど、さらに、引き抜かれるかもしれない…

背筋が凍る。このパターンは想定外だ。


めめさんをちらりと見るが、いつもと変わらない微笑を浮かべている。


「師匠の提案を断る理由を聞いても?」


レイラーさんは淡々と、そして段々と声を大きく張り上げる。

目にハイライトはない。無意識に出る威嚇が入るが、今回は普通に体を動かせられた。

制限できたのか…?


「レイラーさん、その無意識の威嚇やめたら?魔法をそんなことに使うのはたちが悪いよ」


メテヲさんはタバコの禁断症状か分からないが、自分の服の裾を強く握っている。


「…あぁ、メテヲさんのおかげだったんですね、ありがとうございます」


みぞれさんは一瞬で気づいたらしく素早く感謝する。メテヲさん…こんなこともできたのか…?


「…?メテヲやってないよ?自分のは無効化しといたけど」

「メテヲさん効かないんですか!?」


やっていないということにも驚いたが、それよりも無効化できるという事実に驚く


「そりゃあ効かないでしょ。レイラーさんは生まれつき魔女だけど、基本的に魔法が使えているのは悪魔の力のおかげだよ?その悪魔に愛されてるメテヲに効くわけなくない(笑)」


煽るような言葉でスラスラと話すメテヲさん。


「で、結局効かないのはなんで?」

「…効かないのは、ここが妖精の聖域だからです。この場では私達の方がレイラーさんより強いので効いてないだけです。」


菓子さんが淡々と説明する。


「これでおわかりいただけましたか?」

「…無意識とはいえ、魔法を使ってすみませんでした。ただ、なぜ、村長の意見を否定するのですか?」


レイラーさんは今度は優しい口調で尋ねる。

茶子さんが独り言のように呟く


「私、菓子、師匠…ガンマスさん、れいまりさんの4人がこの森を今まで守ってきました。今更、故郷を捨てたくないです。」


それは確証はないが、本心だと思う。人間では到底考えられないような長い年月住んでいて、なおかつ気に入っていた場所をそうそう移すなんて思わないだろう。


「えぇ…2人とも、山の下に降りるだけなのに嫌なの?」


さっきまで黙って聞いていたガンマスさんが口を挟む。


「「え…?」」


茶子さんと菓子さんの声が重なる

俺たちはお互いとんでもないすれ違いをしていたようだ。


「…れいまりさん、わかってたでしょ」


めめさんはれいまりさんを見る。


「イヤーフタリトモチガウコトカンガエテタカラワカンナカッタナー」

いえもん翻訳(いやー2人とも違うこと考えてたから分からなかったなー)


「コホンッ気を取り直して、2人とも、私たちについてきませんか?」

「はい!」「わかりました」


ふたりが同時に返事をし、新たに2人のメンバーが戻ってきた






俺たちはまた、この場所に戻ってくる。

地面は既に固まっており、前のような泥感がなく、歩きやすい。まだ、草木は生えていなく、殺風景ではある。


「それでは!ここに、めめ村王国を作ります!それでは、役職決めといきますか!」


ここでの役職は地位のことだ。例えば国王や特攻隊などだろうか


「まあ、村長である私は国王ですけどね!これは決定です!レイラーさん!!みぞれさん!!魔法・遠距離担当!!」

「はい!」「了解です!!」


レイラーさんは元気に返事をする。めめさんに任せてもらえて嬉しそうだ。

みぞれさんも明るく返事をする。この状況を楽しんでやがる…!!


「メテヲ!!ガンマス!!特攻隊!!特攻してこい!!」

「りょーかい!」「把握.ᐟ」


メテヲさんとガンマスさんは嬉しそうに返事をする。あ、この2人お猿さんだった(?)


「れいまり!!いえもん!!交渉担当!!」

「「え!?私/俺!?」」

「当たり前でしょう…心が読めるレイマリ、頭脳に長けているいえもんさん…ぴったりじゃないですか!」

「いや、俺は従いますよ」

「むむ、まあ、私も従いますよ…」


れいまりさんは不服そうに頷く。まあ、れいまりさんは戦いたかったんだろうな…


「茶子!!菓子!!2人は支援・サポート!!」

「はい!」「わかりました。」


まあ、納得。妖精は戦えるイメージがあまりない。妥当な配分と言える。


「それなら今から、この国を綺麗に、新しくしていきましょ!」

「俺達もやるですか!?」

「ふふっレイラーさん!」

「お任せ下さい!」


めめさんの無茶ぶりにしっかりと答えるレイラーさん。

レイラーさんは杖を取り出し、杖を振る。


そうすると、地面がレンガへと変わり、土地の真ん中に白くて中世の様なお城がある。

…魔法ってすごい(語彙力)


「やっぱり魔法って便利なんだも…なんですね」


みぞれさんは語尾を気にしつつそんなことを言う。


「ありがとうございます、レイラーさん」

「これくらいお易い御用ですよ!」


レイラーさんはドヤ顔を決めている。


「さて、あとは残りのめめ村の村民探しと 国民…はいらないや幹部だけの国にしましょう。まあ、依頼は受け付けるようにしましょうかね。何でも屋です。」


話が急展開で進んでいく。正直話についていけない。

まあ、諦めるか





ここで切ります!いつもだいたい2000文字なんですが、投稿頻度と文字数そのままがいいか、投稿頻度減らして長文にするか…どっちがいいですかね?

それと、メテヲさん(社畜)描きました!!雑ですがドゾ

画像

いやぁ…社畜っていいですよねぇ

描いててめっちゃ楽しかったです…!!あ、このイラストはメテヲさんの純白のローブを取った姿です!翼や羽は、天使と悪魔に力を借りている時に出てきます!!ちなこれ小ネタです!


それではおつはる!

一明日を見るためにー

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