僕の目の前に、水が入った容器が置かれた
男の人が僕の頭と首を押えて、グッと水が入った容器に近づけようとする
僕は覚悟を決めたと同時に深く息を吸ってほぼ、自分から飛び込んだ
口に溜めておいた空気で何とか耐えれるけど、だんだん苦しくなって、口の中の空気が無くなる
「ガハッ…」と人間の本能なのか空気を吸おうと口が勝手に空く
それを見た女子が「じゃあ、ここから20秒測るね~」と言って数を数え始める
「20…19…18……」小さい数字になるにつれてだんだん意識が遠のいていく
必死にもがくが、男性たちは手を離してくれそうにない
ただ、時間が過ぎることだけを願う
そして「5…4…3…2…1………0」と女の子オメガが言ったところでやっと手が離れた
「ゴホッ…ゴホッ…ゴホッ」
「20秒休憩したらまたやるからね」と言うと「ねぇ!あんた!やるにしてももうちょっと休ませてあげなよ」と翼くんが言うと
「え?20秒が休憩させて上げてるだけでも感謝しなさいよ。あぁ~優しい私が休憩時間あげたのにあんたのせいで私は鬼になりまーす」と不貞腐れたように女の子オメガは言う
「優しい!?」どこが!
「ほんと、うっさいわねぇ!ちょっと、黙ってなさい!」と言ってどこからかガムテープを取り出した翼くんの口につける
「さ、これでうるさいオメガが黙った事だし!ぶっ通しでやろうか!!あ、その前に、あのお方が質問したいんだったけ」
あのお方?
「まぁ、いいや、君と一条様がどんな関係か知りたいんだよね」と質問してきた
「ど、どんな関係とは…?」
「ただの、知り合いだったらいいんだ。恋人とかでもさ、クラスメイトなわけないし」
一条様との関係か…
あまり考えたこともなかった。強いて言うなら運命の番…?いや、知り合い?と、友達?
友達でも、知り合いでもキスなんかはしないよな…
じゃあやっぱり「う、運命の番…?」
「・・・wwwww君が運命の番?馬鹿げてるね。まぁ、今どきは薬なんか使って、運命の番演じれそうだし…バレて破滅の道を進むんだ君は」と言われた
もちろん薬は使ってないし…今でも嘘だと信じたいぐらいなのに…
「じゃあ、もう君には用がないからさっさと消えてなくなれ」と言われて男性たちはまた僕の頭、首を掴んで水の容器に押し込む
いまいち息が吸えずに苦しくもがくことを何度も何度も繰り返されて、やっと、焦点が合わないぐらいまで、意識がなくなったら、一気に男性たちは殴り込んできて耐えきれず横になると今度は、足でお腹を殴ってきて「グハッ…」と初めて口から血を出してしまった
血が吐いてしまった、ことにも気が付かず、ひたすら殴られた
コメント
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ゆずちゃんが大変なことになる!? 一条様は~!(T^T) 続き待ってます!
続き気になりすぎてやばい早く来いや一條⁈⁈
今回も最高でした! 一條様に早く来て欲しいけどゆずくんをもっといじめて泣かせたいという性癖が、、、