コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
病室には奏斗がいた。
「奏斗くんっ!生きてる!?」
奏斗は笑った。
「バカだなぁ、優菜は」
「え?」
「僕が殺されると思う?」
「だって、奏斗くん…、殺されそうになってたって……」
「そんなの、誰が言ったの?」
「わかんない……」
その時、和斗が来た。
「奏斗!!」
「兄ちゃん…」
「お前が児童虐待に遭ってる時の画像、ネットに出回って大変だぞ!!!」
「嘘…だよね?」
「嘘じゃねえ!!」
そう言って和斗は奏斗に、スマホの画面を見せた。そこには、写真だけでなく動画もセットで映っていた。優菜も恐る恐る画面を覗き込む。
「何、これ…」
「嘘、何で……?」
優菜が不意に窓を見ると、そこにはニヤニヤしながら奏斗達を見ている松野がいた。腹が立った優菜は、走って窓の向こうに行った。