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正彦が授業の準備していると綾波が沈んだ顔で職員室に入ってきた。
「綾波先生どうされましたか?」
「加藤先生靴箱を開けたら入っていて。」ハサミで封筒を開けると殺害予告が入っていた。
「綾波舞香へ加藤先生と親しく話さないでくださいさもなくばあなたを殺します。」と書かれていて差出人は不明だ。
「これ牧田の文字だ。」正彦は放送ボタンを押した。
「牧田陽介すぐに職員室に来なさい。」ガラガラとドアが開く音が聞こえた。
「牧田君説明してくれるかな?」
「俺綾波先生が好きだったんです加藤先生が親しく話していてめっちゃ嫌でそれで……。」
正彦と綾波は呆れた。
「お前な馬山にも言ったけどお前の事が好きな奴にされたら嫌だろ?」正彦の言葉に牧田は言葉を失った。チャイムが鳴り教室に入った。
「先程綾波先生が殺害予告を出された今回の授業は歪んだ好意だ嫉妬は誰しもあるしかしだからと言って相手を陥れるようなことをするのは良くないお前達殺害予告や脅迫がいかにいけないか考えてみろ。」
牧田は暗い表情で反省した。
「邪悪な心は断ち切ることは出来ないが文字も口と同じだ在学中に沢山学べ。」チャイムが鳴り教室を出ようとすると牧田が泣きながら「俺改心する。」と決意を言った。
「牧田俺と綾波先生は何もやましいものはない安心しろ。」正彦は牧田に微笑んで教室を出た。
「加藤先生まさか牧田君があんなことするなんて思わなかったです。」
「綾波先生もモテますね。」二人は笑い合ってコーヒーを飲んだ。
「加藤先生は魔法使いみたい皆改心して真面目になってますもの。」
「生徒達が素直なだけですよ。」綾波は正彦に好意的な目を向けて微笑んだ