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優助:「ほんとにここどこだ?」
優助は辺りを見回してみるが、周りには誰もいなかった。
目の前には、豊かな自然と大木が佇んでいた。
優助:「何だあれ?」
近づいて見ると、英語のような文字で、
gnihtyreve teg uoy
と書いてあった。
優助:「何だこれ?、てゆーか俺英語読めないし、いっか!」
そう言って優助は歩き出した。
しばらく歩くと、優助:「ん?あれは、」
そこには、普通くらいの大きさの古屋があった。
優助:「おぉ、ここいいな!よし、行ってみよう!」
しかしここで優助は思い留まる。
優助:「誰かが住んでたらどうしよう、」
そんな考えがふと頭をよぎる、
優助:「う〜ん、いやぁ、でもぉ、」
そうやって問答しているうちに、時間は過ぎていく、
優助:「あぁ〜!もういい!入ってしまえ!」
思い切ってドアを開けるとそこには、誰もいなかった、
優助:「あれ?誰もいない?」
優助:「すいませーん、誰かいませんか?」
反応はない。
優助:「まぁ、誰も住んでないって言うなら、」
優助は不適な笑みを浮かべ、
優助:「よし!ここに住もう!」
優助は決心するのだった。
その頃、どこか遠くで、
???:「今日の調子はどうだ?ユース」
ユース:「今日もいつも通りです、魔王様」
ゼット:「魔王様、一つ報告が。」
魔王:「どうした?」
ゼット:「聖騎士団がエリア4に侵入したと。」
魔王:「ふん、ほっとけ。」
ゼット:「しかし、そこには”スペード”がいるそうですが。」
魔王:「…ふん、どうにかなるだろ、あそこには、”あれ”がいるしな。」
ゼット:「魔王様がそう仰るのならよろしいのですが、本当に大丈夫でしょうか。」
???:「おいおいゼット〜、お前ボスの言う事信じられないのか〜?」
ゼット:「サタン、そんなところにいたのか。」
サタン:「ふっ、今日は任務が早く終わったからな。」
ユース:「サタン、お前はいい加減降りてきてから話せ。」
サタン:「えぇ〜、俺はこの方が眺めがいいんだよ〜。」
ユナ:「あの〜、サタンさん、私も降りた方がいいと思います〜」
サタン:「あぁ?」
ユナ:「ひぃ!い、いやぁ、下に降りた方がみんなと同じ視点で話せるかなぁ〜と思って〜、ダメですかね?」
サタン:「はぁ〜、全く」
そう言いながらサタンはゆっくりと降りてくる。
サタン:「あのなぁ、ユナ、なんか言うんだったら、もっとはっきり言った方がいいぞ、いつまでもそんな感じだったら、魔王軍幹部として、舐められるぞ?いいな?」
ユナ:「え?、あぁ、え?」
サタン:「わかったら返事ぃぃ〜!!!」
ユナ:「は!はぃ〜!」
アス:「全く、騒がしい連中だ。」
この空気でアスに相槌を打つ者は誰もいなかった。
ハート:「アス、大丈夫、私はちゃんと聞いてるからね。」
そう言って、ハートは涙ぐんでるアスを慰めた。
ロゼ:「なぁ兄貴、」
ゼロ:「どうした弟よ。」
ロゼ:「なんか嫌な予感しねぇか?」
ゼロ:「ん?何がだ?」
ロゼ:「ここから東の方角、なんか嫌な気配を感じるぞ。」
ゼロ:「…お前まさか100㎞や200㎞先の事を言ってるんじゃないんだろうな。」
ロゼ:「いや、ここから東の方角に推定でも1000㎞離れたところ、俺らからしたら嫌なオーラがビンビン伝わってくるぞ。」
ゼロ:「ロゼ、お前の感知能力が他のやつと同じだと考えない方がいいぞ。」
ロゼ:「?」
賑やかな魔王軍幹部の会議に遅れてきた男が1人、
???:「悪い、遅れた。」
ユース:「全く、大遅刻だぞ。」
???:「はは、悪りぃ悪りぃ。」
ハート:「あなたねぇ、こんな時間までどこにいたのよ!大体、夕飯の時間までには帰ってきなさいって言ったでしょ!」
???:「修行に夢中になって遅れたなんて口が裂けても言えねえ(道端にいたおばあさんを助けてた。)」
サタン:「本音と嘘が逆になってるぞ〜」
ハート:「も〜う!あなたって子は〜!」
そういって、ハートは我が子を叱るようにキレ始めた。
魔王:「いいから早く座れ、B」
B:「はいはい、魔王様、いや、魔王”ピーサー様」
ピーサー:「ふっ、いいから早く座れ」
どこにでもいそうなグループの会話だが、彼らの存在が、この異世界を脅かす物だとは、誰も知らない。
一方その頃、優助は。
優助:「腹減ったなぁ、」
そう言って腹を鳴らすのだった。