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○○駅ホーム
魅華)フム…(やっぱり電車か)
駅に着いたが何ら変わりはなくて2人を引連れて例の駅に向かう切符を買う
魅華)あんたらは霊符で探知をお願い
2人は「はーい♪」と言って電車内の探索を開始
魅華)…(探させたはいいけど…全く霊力なんてない…妖力も、神としての力も)
魅華)まぁ、いいか…
どう探したって暫くは無駄だということで暫く眠りにつくことにした
???
??)_!お_!!
魅華)ん…んぅ…
誰かに呼ばれて激しく揺さぶられて起きた
魅華)…あー、やっと着いたの?
真琴)魅華!俺たちを何処に連れてきた!
真琴の隣では鈴が血を流して呼吸を浅くしている
魅華)真琴、鈴を巻き込んだことはごめんなさい
鈴の頭を撫でると傷はみるみる回復していき「スゥ…スゥ…」と寝息を立て始めた
魅華)真琴、鈴の面倒を見てな後で話しをしてあげる
真琴)…は?お、…ッお前何考えてんだ!
魅華)真琴
後ろから真琴が殴ろうとしたが声をかけたらピタッと動きが止まった
魅華)あんたら2人がくたばろうと私は知ったこっちゃないけどさ、始末書書くのめんどくさいから見ててって言ったの
後ろを振り返って莫大な霊力を一気に解放すると真琴は顔を真っ青に変えた
魅華)はぁ…いい?ここは言ってしまえば信仰のなくなった神の領域
ポケットからリボンを取りだして髪を結ぶ
真琴)かみの…ってお前バカか?俺たちを殺しに来たのかよ!
魅華)これは【孝慈】からの仕事よ、あいつが私をこの仕事に選んだのは必ず生きて帰って来れる、そしてあんたらを無事に家に送り届けることができると保証出来てのこと…信頼されてんのよ
上着を脱いで神の遣い…巫女装束
魅華)安心しろ、お前たちはそこで大人しくしてていい私が絶対的な安全を保証してやるそこで寝れるぐらいにな
真琴)なに…いって……
??】おいでぇ…こっち、おいで…?あそぼー?コッチでアソボゥ?
突然窓から私の服を引っ張って外に放り出される
魅華)チッ質のわりぃ神さんだなぁ?
目の前には人形…市松人形だ
??】ア、ソ、ボー?ア、ソ、ボー?あ、そ、ぼー?
頭に直接響くような声がウザくてうざくて…耳のいい私にはさらにイライラする声だ
魅華)遊んでやっから大人しくしてろや
??)アハハハハハハハハハハハハハハハハハ遊ぼ!遊ぼ!こっちで遊ぼ!
何も無い空間から無数の手が現れ私を引っ捉えようと一気に集まってくる
魅華)そっち(黄泉)に行く気なんてねぇよ笑
キセルを取りだし火をつけ一気に吸って煙を出す
魅華)【断】
広々と広がった煙は濃い紫の斬撃をありとあらゆるところから放つ
??)おもしろぉい…
魅華)あんたがここの主とみていいわよね?【きさらぎ駅】の【土地神さん】♪
きさらぎ駅)遊ぼ〜♪遊ぼ…もっと、こっちで!
魅華)!!
目の前にはきさらぎ駅の手があって私の首を掴んだ
魅華)酷な事すんのね笑
キセルを口にくわえ【狐の窓】を作る
きさらぎ駅)その紋は…狐の窓!
魅華)分かんなら上々!
作った窓を覗くとだいぶ凄い見た目の女?(だと思う)が立っていた
魅華)へぇ…そこが弱点か
右手で紋を描き陰を読む
魅華)【吾、神の名におき下等神の処罰を行え】
陰を読む…陰とは世間から隠れる…ということ、この読みは一般人が聞いても適当な文字に聞こえたり文字化けに聞こえる
この読みは世間から隠れている読みである
きさらぎ駅)その読みは…ッ…上位神めェ!!!!!
きさらぎ駅は私の頭を掴んで胴体を掴んだ
魅華)バカか笑もう遅ぇよ!
きさらぎ駅は私の首を引っこ抜こうとしたがその前に【あ”…ッか”ッ…ぁ”…】と声を出して手が消えた
魅華)ふぅ…終わり♪
車内に戻ってアイツらが居る場所に向かう
真琴)!!魅華!
魅華)よー♪
片手を上げて手を振ると真琴が物凄い勢いで抱き着いてきた
魅華)ひぎゃっ!
真琴)バカ!なんで一人で行ったの!
真琴は私の方を掴んで物凄い顔で私を見つめる
魅華)あ〜…まぁ、あれだ…悪かったよ笑
涙を拭って頭を撫でるとさらにボロボロと泣き出した
魅華)ほらほら笑始末書書かなきゃ行けないし早くここら出るよただでさえ面倒臭いんだから
優しくポンポンと撫でてから鈴を起こす
魅華)起きろ〜家に帰る時間だぞ〜おーい
こいつ腹でも殴ったら起きるかしらと思うぐらい爆睡こいてるぞ…ほんとに腹殴ったろうかしら…
鈴)んぅ…起きるよォ……
魅華)全く…ほら真琴も泣いてないで来るの!【帰るよ】!
真琴)!!(そっか、俺はもう…帰る場所があるんだ…あの部屋は俺の…僕の部屋なんだ…)うん!
魅華)全く…笑【悪神を祓った、貴様達にはもう人を惑わせる仕事はなくなった、散れ】
電車はまた動きだした…今度は「人を乗せ、各駅停車をちゃんとして」
魅華)はぁ、ほんと…疲れた笑
席に座って私はまた眠りに着いた