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…言ってしまった。
もう後戻りはできない。
病院までは…
あと30分もある。
もう少し早めた方がよかったかな…
km[…理由は?]
急に質問をされてドキリとする。
だが、これくらいの質問は予想済みだ。
nk[…夢を追いかけたいんです。]
nr[ぇ…]
あぁ。そんな顔しないでほしい。
私は皆の優しさを利用している。
そんな事、百も承知だ。
ただ…
泣きそうな顔を見ると、胸が苦しい。
ただそれだけ。
sr[っでも!のっきさんは
…夢を叶えたんですよね!?]
sr[だって…うちのプロ絵師じゃないですか!]
nk[…ッそらちゃ…]
su[そうやん!夢追いかけたいんやろ?]
su[じゃあ適度に顔出しながら…]
nk『できない!』
皆の顔が硬直する。
やってしまった。
でも…
[わたし、には…]
[両立なんてッッ…]
[でき、ないですよ…]
どうしよう。このままじゃ…
私が出ていったあと、
グループがキープ出来ないかもしれない。
nr[…いいよ。]
ki[ッえ?]
かいとくんが驚いた。
いいや、みんな驚いてる。
でも…
nk[…有難う御座います。]
[それでは、このあと用事なので。]
そう言って私は店を出た。