『白雪姫』
嗚呼、母に毒を差し出された
絶望感 絶望感
渇き切ったあの日の復習を私は忘れやしない
掌で操られている操敵
甘く濁った快楽
物置で涙を流した日
全ては、あの日から始まった
終わりの無い夜の時間から
『一番』
あの日、花を見た
咲き誇りきった美しい花を
歪んだ愛情表現
死を実感した
冷めた血のス―プは、毒々しかった
枯れきった薔薇は、血を吸う
朽ちた美飾服を身に纏った
鎖に繋がれた音楽は、宙を舞い
心地良かった場所は、地獄になる
繋がれた指輪は、心に傷を付ける
腐りきった城の中から嘆きが聴こえ
私の身体は宙に浮く
硝子細工の様な透明なナニカ
儚く散った闇
吸血鬼が不気味な笑みを浮かべだす
赤い絵の具が飛び散り、私の頬に絵を創りだす
愛が塗られた林檎を一齧り
『嗚呼……苦いな』
〖サビ〗
赤い絵の具を塗られた靴で
夜のワルツを踊りだす
信じ難いけれど、真実は目の前
偶像に晒された周りの人々
砂時計が少しづつ後悔を積もらせる
壊れきった硝子細工の林檎
暖かい愛は存在しなかった
冷めきった薬指に捧げられるのは、
後悔だけだった
本なんて信じない
誰も信じない
之は、私の復讐劇
幕を閉じた復讐劇
《二番》
夜が明けた
狼が去っていく
心をもぎ取られた者の気持ちすら知らずに
赤黒い眼で僕を見つめる貴方
之が過ちか
鋭く尖った何かを差し出す貴方
眼には、希望なんて感情は無かった
黒い美飾服に飾る花瓶
操敵が動き出す
闇の世界へのフルコース
最後のディナーは、葡萄酒
痛みと共に吐き出すアルコール
赤薔薇と共に微笑む貴方は
devilだった……
《ラストサビ》
騙され続けていた
間違いのランゲージ
光るシャンデリア
怪しく微笑む狼の姿
刃物を持って近付いてくる
夜の叫びに惑わされて
全てが崩壊していく
計画していた物語は、
砂時計と共に崩れてきていた
赤い絵の具が爆ぜる
もう何も望まない
何も要らない
渇き切った林檎に接吻を堕とす
夜に堕ちてく
闇に呑まれていく
バッドエンドの白雪姫
今日も誰かに嘆きかける
『苦しいな』
コメント
4件
ねぇまって小説に使わせていただきたい()
作詞作曲の天才じゃん…