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ベッドの上から、机の方を見るに、冷えたカーシャは無く、つい先ほど置かれたと思われる湯気の立つウハーがあった。
主炎が置いたのでは無さそうだった。
主炎は、俺が起きてご飯を食べるまでそこの机で仕事をしている。
だから、きっと、この朝食を置いていったのは、ソ連だろう。
理由のわからない空虚感が胸を埋める。
主炎は今、どこにいるのだろう…?
何故か今、無性に会いたいと思ってしまう。
何故だろう?理由はわからない。だが、主炎に会えば解る気がする。
俺は意を決して、ベッドから降り、踏み台を移動させてドアノブに近付ける。
ドアノブを回そうと手をかけて、動かす。
が、矢張り鍵がかかっているようで、ドアは開かなかった。
わかりきっていた時事を突き付けられるようで、同仕様も無い、虚無感に襲われた。
未だ鉄の味が残る口元を、毛布で覆った。
矢張り俺には、何もできない。
そんな事を思考しながら、椅子を元の位置に戻す。
ただ、空虚感と寂しさだけが俺を覆って包み込んだ。