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初心者小説書きなので、至らない点しかないと思いますがご了承下さいませ。この小説はご本人様達とは関係ございません。
完全に妄想の世界なので悪しからず。
続き物です。モブが出ます。
初めて続き物を書くので、 時間がかかるかと思いますがご了承下さいませ。
―――――――――――――――――――――――――
あれはメンバーやスタッフとの飲み会の後だった。
俺は夜道をフラフラ一人で歩いて帰路に着く。
風が涼しくて、いい気候で。
酒も入っている状態だったのもあり、鼻歌なんて歌いながら街灯の少ない道を進んでいた。
曲がり角を曲がったあたりで、後ろから気配を感じた。普段鈍感と言われてる俺が、酔った状態でもわかるくらいの気配だ。
俺の足音に被せるように、ズッズッと踵を引きずりながら歩くような音がする。
(こんな時間に散歩か?)とか酔いの回った俺は呑気にそんなことを考えていた。
しばらくして、背後から「あの……。」と声をかけられた。
散歩の人だなと思い、 「はいはいはい~?」と振り向きながら答える。
そこには、俺より少し背の小さい、真っ黒な洋服にフードを被った奴が居た。
ご丁寧にマスクまでしてある。
酒が入っていてもわかる、圧倒的怪しさ。
「あの……ぼんじゅうるさんですよね?」
そんな奴にこう話し掛けられてしまい、
「あ、いや、えっと、違…いますけど……?」
とか如何にもそうですよ、みたいな反応をしてしまった。
「ふふ、嬉しいです。こんなところで会えるなんて。」
暗くて見えないが、おそらくこいつは今、にんまりとわらっている。 明らかに息遣いが荒い。
これは流石にまずいか?と思い、 適当にあしらおうと、「急いでるので……」と後ろを見た瞬間。
「ッぐあ”っ!?!?」
頭から鈍い音がしたと思ったその瞬間、激しい痛みが俺を襲った。
奴の手には鈍器が握られていて、それを俺の頭目掛けてフルスイングしたのだ。
そのままフラッと倒れてその場に四つん這い状態になる。
ぱたたっと何かが垂れる音がする。
俺の頭から血が出ているのだろう。
「ふふ、ふふふ、あはは、これであなたは……!」
奴が何か言ってる。
どんどん力が抜け、ついには体を支えきれなくなり、横になりうずくまってしまった。
痛みもどんどん強くなり、俺の意識は薄れていく。
(あぁ……このまま……おれ……どうなるんだ……?)
なんて思いながら、視界は真っ暗になっていくのだった……。
頭に感じる鈍い痛みで目が覚めた。
「ここは……?」
気づけば俺は、木造の小屋の中で椅子に座っていた。
手には手錠がかけられており、バンザイの姿で固定され、さらには 足に鎖と重りが付いている。 身動きが取れない状態なのは明白だった。
鈍い痛みは感じるものの、頭の出血は止められているようだった。
「目が覚めましたか?」
声のする方へ目線を向けると、そこにはさっきの黒づくめの奴がいた。
「お前…!どこだここは!?俺にこんなことして、何の用だ!?」
キッと睨みながら奴を問い詰める。
「ふふ、そんなの、あなたと一緒に居たいからに決まってるじゃないですか。」
と目を三日月型にしながらにんまりと笑う。
「俺と一緒に居たい……?」
「はい。僕はあなたの大ファンなんです。ずっとあなただけを見ていました。でも最近のあなたは、色んな女の子とコラボして現を抜かして……。許せない……許せない……!!!」
奴は自身の爪をパチパチと噛みながらこちらを見つめてくる。その目は黒く、まるで深淵。飲み込まれそうな程だった。
(下手なこと言えない!)と焦りながらも、
「いやいやいや!そんな、ね!?そんなコラボした女の子になんて興味無いしね!?」
と答える。
「嘘はやめてください。チヤホヤされていい気分で鼻歌まで歌いながら歩いてたじゃないですか……!!」
どうやら、帰り道の鼻歌が気に入らなかったようだ。
「あれは……飲み会帰りで……」
鼻歌の理由を答えようとするが、
『嘘はやめてください!!!!』
と俺の話は聞かず、奴自身の言葉を被せてくる始末。
これは……あれだ。メンヘラ?的なやつだ。
被害妄想ちょっと強いめの。
「……だから僕は決めたんです。あなたを僕だけのものにするって。」
「へ?」
何を言っているか分からなくて一瞬固まったが、今の俺の現状を振り返ればすぐ理解できることだった。
「それって……俺を監禁するってこと?」
「監禁だなんて!そんな酷いものじゃないですよ!ただ、僕とずぅ~っと一緒にいて貰うだけですよ! 」
「なら、手錠とか外してくんね?」
「いやいやいや!そんな事したら、また他の女の子にチヤホヤされに行くんですよね!?絶対許しませんから!あなたのそばにずっと居ますよ!?」
だめだと悟った。
このまま何を話してもこの現状は変わらないだろう。…… それならば。
「ならこのまま俺の面倒みてくれるってこと?」
「はい!何でも!!!」
この現状を受け入れ、一旦従うしかない。
油断したところで逃げ出すしか方法はないだろう。
「一旦、ご飯とか水欲しいんだけど。」
「分かりました、何が欲しいですか?」
要望はキチンと聞いてくれるみたいで、
「お肉とおにぎりとお水が欲しい」
と言うと、分かりましたと言い、買い出しに行った。
俺はいつまでここにいればいいのか。
生きて帰れるのだろうか。
ドズル社のみんなは心配してるだろうか。
迷惑かけてしまって申し訳ないな。
なんて、色々考えてしまう。
「とりあえず俺のできることをするしかない……よな。」
頭の出血を止めてくれてるのを見る限り、少なくとも俺を生かそうとしていることは分かる。
それなら、希望を捨てず生きるしかない。
一体この先どうなってしまうのだろうか……。
不安と緊張が入り交じる感情を心に抑えながら、俺の監禁生活は始まるのだった。
#おらふくん愛され