テラーノベル
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――夜。
マンションの前。
コンビニ帰りのウチ。
愛空「……さむ笑」(小さく肩すくめる)
ふと、視線の先。
見慣れた背中。
愛空「……高良?」
その隣に――
知らない女性。
でも。
距離が近い。
自然すぎる距離。
愛空「……」(足が止まる)
笑ってる。
高良が、あんな風に。
ウチの知らない顔で。
女性「――――」(何か話している)
高良「……はい」(少し柔らかい声)
愛空「……」
(ああ、これ)
(これが、好きな人か)
胸の奥が、ぎゅっと締め付けられる。
痛い。
でも、目が離せない。
女性が、高良の腕に軽く触れる。
高良は――
拒まない。
愛空「……」
(そりゃそうだよね)
(恋人なんだから)
分かってるのに。
分かってたのに。
愛空「……帰ろ」(小さく呟く)
――そのまま、何もなかったみたいに家に入る。
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