テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
授業中なう
「……あ、……ぁぁっ、中、也……っ、もう、……っ!!」
太宰の叫びは、もはや掠れた喘ぎにしかなっていなかった。 中也の指がようやく「奥」へ届き、期待に狂った太宰が腰を跳ねさせた――その瞬間。中也は無慈悲にも、その指をすべて引き抜いた。
「っ!? ……ぁ、や、だ……なんで、……っ」
空白。あまりの喪失感に、太宰の瞳が大きく見開かれる。 中也はソファに腰を下ろしたまま、膝の上で震える太宰を冷めた、しかし情欲の滲む瞳で見下ろしていた。
「……中也、……お願い、……っ、やめないで、……続きを、……っ!」
「続き? 誰が終わりっつったよ。……だが、まだ『おあずけ』だ」
中也は、太宰の潤んだ瞳から溢れる涙を、まるで極上のワインを愛でるように指先で拭った。そして、その指を自分の唇で湿らせ、再び太宰の――しかし、最も欲しい場所ではなく、その周辺をなぞる。
「あ、……っ、んぅ……っ!!」
じりじりと、焦らすように、円を描く指先。 極限まで高まった神経に、中也の冷えた指先が触れるたび、太宰の体は電気を流されたように跳ねる。だが、肝心な熱は、いつまで経っても与えられない。
「ねえ、……中也、……私を、殺す気……? ……こんなの、……おかしく、なっちゃう……っ」
「おかしくなりゃいいだろ。……手前のその、理屈こねる脳みそが、熱でドロドロに溶けるまでだ」
中也は太宰の髪を強引に掴み、無理やり自分を見上げさせた。 涙でぐちゃぐちゃになった太宰の顔。知性の欠片もなくなった、ただ快楽を強請るだけの獣の目。
中也はその耳元で、甘く、冷たく、死の宣告のように囁く。
「……いいか、太宰。手前が『中也がいなきゃ呼吸もできない』って認めるまで、俺は絶対に、最後までイかせてやらねえ」
「――っ、ひ、あ……ぁぁ……っ!」
中也の手が、再び太宰の胸元から腹筋へと這い降りる。 しかし、その動きはこれまで以上に、残酷なほど緩やかだった。 太宰はもはや言葉を紡ぐこともできず、ただ中也の腕の中で、激しい痙攣と涙に身を任せるしかなかった。