テラーノベル
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⚠︎御本人様方には一切関係はございません⚠︎
・CP 桃黈
・ショタ( 5歳設定 )
・キャラ崩壊あるかも
⇒地雷さん、純粋さんは回れ右!
読みたい人だけお進み下さい^ ^
「 」セリフ
( )心情
みこと side___。
俺のお家はとても大きい。
部屋がたくさんあって、使用人?っていう いつもお世話してくれる人もたくさん居る。
お父さんもお母さんもお仕事が大変で、一緒に居れる時間があんまり無くて寂しい。
それに、俺はこのお家から出た事がない。色々と厳しいみたいで、出られたとしても高い石の塀で囲われたお庭まで。
でも、そのお庭はとっても好き。チューリップとか薔薇とかコスモスとか……とにかく沢山お花が咲いていて、小さな池もある。
中でも一番のお気に入りは桜の木。春には、満開になって毎年とても綺麗。
黈「 早く春にならんかなぁ… 」
桜の木の根元は木陰になっていて心地が良い。
見上げれば、枯れ葉だけで寂しそう。
?「 みことっ! 」
黈「 ! 」
桜の木の裏の塀から俺の名前が呼ばれた。
毎日聞き馴染んだ大好きな人の声。
振り返れば、思った通り らんらんが居た。
黈「 らんらんっ! 」
桃「 やっほ〜 今日も元気? 」
黈「 めっちゃ元気 笑 」
木に隠れているが、実は塀に小さな窓があって
そこから、いつもらんらんと話している。
お家から出れないから、らんらんは俺にとって唯一の大好きな友達。
桃「 みことはいつ会っても元気だね 笑 」
黈「 やろ? ( ドヤッ 」
桃「 何にドヤってんの w 」
***
今日はらんらんが海に行った話をしてくれた。
もちろん 俺は海なんて見た事もない。
桃「 海ってすごくてね。 」
「 どこまでも青いのが広がってて、舐めるとちょっと しょっぱかった! 」
黈「 えぇ、! 体に悪くないん? 」
桃「 大丈夫だよ。塩が沢山あるだけだって、お父さんが言ってた! 」
黈「 塩………不思議やなぁ、 」
桃「 だよな 笑 」
らんらんの話はいつもワクワクする。
俺の知らないことを沢山知っている。
俺の小さな世界とは比べ物にならないくらい、大きな世界は魅力的だ。
黈「 俺も行ってみたいなぁ… 」
桃「 みことは どっか行ったことある? 」
黈「 ……ううん。こっから出た事ない。 」
らんらんが目を丸くして驚いた。
まるで 信じられない、といった様子。
桃「 それ本当……? 」
黈「 うん、本当やよ、、? 」
どこか驚くところがあったかな、と思う。
俺が不思議そうに小首を傾げたのを見て、らんらんが先に口を開いた。
桃「 そんなん おかしいよっ! 」
黈「 ぇ……? 」
桃「 みことは外に出たいって思わない? 」
黈「 お父さんとお母さんが出ちゃダメって…… 」
その言葉を聞いて、らんらんが小さな窓枠から腕を通して、俺の手を握った。
痛くはないけど、力強く、離さないように。そして、目がパチッと合った。
桃「 俺はみことの気持ちが知りたい。 」
黈「 ……出てみたい ( 小声 」
桃「 なら、一緒に出よう! 」
名案だと言わんばかりに笑顔で言われた。
黈「 で、でも……どうやって? 」
桃「 ……それはこれから考える! 」
黈「 何も考えてなかったんや、笑 」
桃「 笑うなっ、⸝⸝ 」
自信ありげに言っていた割には何もなかったらしい。でも、それもらんらんらしい。
ただ、俺を外に出そうとしてくれる気持ちだけでも、十分すぎるくらいに嬉しかった。
黈「 らんらん、ありがとうな。 」
桃「 それは、ここから出れた時に受け付けます! 」
黈「 ……はーい 笑 」
らんらんが握った手を解いて、代わりに小指を差し出した。何かと思って、らんらんを見つめた。
桃「 指切り! 」
黈「 んっ! 」
小指を絡めてキュッと結ぶ。
桃「 指切りげんまん、嘘ついたら 」
黈「 針千本飲ーます 」
桃/黈「 指切った! 」
絡めたらんらんの小指に唇を落とした。
ちゃんと守れるように、守ってもらえるようにするためのおまじない。
桃「 ……⸝⸝⸝⸝ 」
「 指切りってこんなんなん? 」
黈「 え、違うん? 」
桃「 ま、いいや。 」
「 みこと、ちゃんと約束守れよっ! 」
そう言い残して、去って行ってしまった。
数年後( 20歳 )___。
父に*「 あの子とはもう会うな。 」*と言われた日から、俺の行動は厳しく制限された。
一時期は庭に出る事すら許されなくなり、出られた頃には塀の小さな窓は塞がれていた。
あの頃から15年。
父には事業を継げと言われているため、何度か“社会経験”として家の外には出れた。
けど、どれもこれも自由なんかなかった。行動は逐一監視されたし、動ける範囲も狭すぎた。
あの頃 夢に見てた世界はこんなものだったんや、と思ってしまうほどに。
そして、今日 俺が20歳になった節目として、家で大きなパーティーが開かれている。
どこか他人事めいているのは本当に嫌だから。
誕生日って言われてもなんも嬉しくない。
愛想笑い浮かべて知らん人と沢山話さないといけないし、嬉しい事もない。
黈「 はぁ…… ( 溜息 」
なんとか人の目を掻い潜って庭のベンチまで 逃げて来て、小さくため息を漏らす。
すでに幸せなんて逃げているので、今更始まった話でもないだろうし。
黈「 …綺麗やなぁ 」
視線の行き着く先は、あの桜の木。 というより、その後ろの小さな窓があったあたり。
黈「 らんらん 」
座ったまま夜空に佇む満月に呟いた。
彼の名前を呼んだって、昔みたいに笑顔で返事が返ってくるはずもないのに。
「 みこと 」
視界が塞がれたと共に、背後から名前を呼ばれた。誰だろう、そんな事を考えずとも正体は分かった。
早る気持ちをなんとか抑えて、目を覆われた“あの人”の手を取って、振り返る。
黈「 らんらん、、っ! 」
桃「 久しぶり。元気してた?笑 」
昔と何も変わってない らんらん がそこに居る。 俺の調子を聞くのも、柔らかく微笑んでくれるのも、俺の目を見て話してくれるのも。
黈「 らんらん……らんらん……!( 泣 」
桃「 あー、もう 笑 泣かないの。 」
涙で歪んだ視界の中でも、らんらんが呆れたように笑って俺の目尻を拭ったのが分かった。
らんらんは、ゆっくりと俺の前に来て、その場に座って頭を撫でてくれる。その優しさに余計に涙が流れてくる。
出禁になったはずの らんらんがこの家になぜ入れたのか、そんな事を考えれるくらいには、落ち着いてきた。
黈「 ……らんらん 入れたんや、? 」
桃「 変装して入りました〜笑 」
黈「 笑い事やないって…笑 」
軽いテンションに不安もあるが、何より会えた事が嬉しくて、どうでもよく思えてしまう。
桃「 みこと、俺と一緒に来てくれる? 」
座った姿勢が片膝をついていて、俺の片手を取っていて、俺を見つめている。
まるで プロポーズみたいだ。
黈「 もちろん ⸝⸝⸝⸝ ( ニコッ 」
桃「 ふふっ 笑 」
「 みことは どこに照れてんの? 」
黈「 うぇ…!? 照れてないっ!⸝⸝⸝⸝ 」
桃「 本当かなぁ〜?w 」
立ち上がって俺の手を優しく取る。
桃「 さぁ、行こう。 」
黈「 ……うんっ 笑 」
らんらんの手を、離さないよう握り返した。
家の裏門へと向かう。何度も外に出た事はあるのに、これとほど緊張するのは初めてだ。
俺の気持ちを悟ったのか 否か、先を歩くらんらんが振り返りもせずに呟いた。
桃「 もう自由だよ。 」
と同時に、裏門を潜り抜けた。
やっと俺の方を振り返ってくれた らんらん。
繋がれた手を引かれて体制が崩れ、そのままらんらんの腕の中にぽすっと収まるった。
桜色の、夜でもキラキラした瞳と、視線が絡み合った。らんらんの瞳には俺が写っている。
桃「 みこと、月が綺麗だね。 」
お互いがお互いしか見ていないのに。
そんな呆れ言葉も、今は黙っておく。
でも。
今夜の満月は この世界で二番目に綺麗だ。
fin 2026.6.1
コメント
1件
うわあ、この話めちゃくちゃ良かった……! 子ども時代の塀越しのやり取りがもう可愛すぎて、特に「指切り」に唇を落とすおまじないが印象に残った。あの無邪気な約束が15年越しに回収される展開、胸熱すぎる。 最後の「月が綺麗だね」も、みことの「この世界で二番目に綺麗」っていう心中が刺さった。やっと掴んだ自由と再会、おめでとうって心から思えるラストだった✨
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#えろ?🔞
人間🫧🪄
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