この作品はいかがでしたか?
24
この作品はいかがでしたか?
24
人類は進化した。
科学が進みクリーンエネルギーを作ることに成功した。
技術が進み宇宙旅行が一般的なものになった。
改革が進みブラック企業がほとんどなくなり多様性社会となった。
しかし、それで本当に人類は進化した、と言うのだろうか。
たしかに科学や技術は人類により進み、発展した。
しかしそれは科学や技術が進歩したのであって、人類が進歩した訳ではない。
改革により進んだのは確かに人類である。
しかし人類が暮らしやすい環境を作る、というのは基礎中の基礎、物事の土台となる部分だ。
何千年も掛かってやっと基礎が出来たような所で、もっと世の中をより良くする事など出来るのだろうか?
否。
無理だろう。
人類の周りの環境がよくなっただけで、人類がよくなった訳ではないのだから。
ここで少し話を戻そう。世界では技術が進み宇宙旅行が一般的になった。
宇宙服を着て月に降り立ったつ家族、旅行者用の宇宙ステーション、宇宙に漂う観光地。
ここまで技術が進んでも、人類はやはり変わらないのだ。
人間が生きるに当たって、必要なものは沢山ある。
その中で今回取り上げるのは、
酸素、だ。
人間が生きるには衣食住が大切である。しかしそれ以前に酸素が無くては窒息タヒしてしまう。
人類は宇宙へ出るとき、それを恐れた。
“もし宇宙服に穴が空いていたら…” “もし宇宙空間で食料が無くなってしまったら…”
そんなとき現れ始めたのが、”酸素中毒”だ。
人間は繊細な生き物だ。故にスマホ中毒のように生命に必要な酸素に依存してしまった。
酸素中毒の面倒な所は地球や宇宙ステーションなど、当たり前に酸素があるところでは
“全く”症状が出ない事だ。
酸素中毒は宇宙空間へ出た時起こる。
急に異常に焦りだし、酸素を必要以上に求める。酷くなるとショックタヒまでしてしまう。
嗚呼、何とも哀れな病気だろうか。
コメント
1件
なんかこわぁい………けどありうる話だよね