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紲苗「……何故僕を誘拐したんですか?……ロシア人のお兄さん」
「ふふ…其れは……貴方とお話がしたかったからです」
紲苗「………」
まさかね……お兄さんに、誘拐されるとは思わなかった…
「確か…貴方は昔……御友人を貴方自身の異能で殺めってしまったようですね…」
紲苗「…は………何で…そ、れを…」
「……僕は鼠ですよ。…街の何処にでもいる鼠…其れが僕なのです」
紲苗「…!……ま、さか…」
…フョードル…ドストエフスキー……?
ドスト「ええ…正解です。流石ですね…情報屋の鼠さん」
紲苗「は?…情報屋の蜂です…鼠、全然種別ですが…?」
ドスト「すいません、素で間違えました。」
やっぱ可愛い所ある。
怖…っ…
紲苗「……という…其処迄知ってるなら、僕の…異能力についても異能が嫌いな事も
全部知っているのでは…?」
鼠は…顔を顰めた
ドスト「貴方の能力の偽りの罪詳細…僕にはよく分かりません……只今僕が驚いて居るのが
何故貴方は僕に誘拐されて怖がらないのです?」
いや…かわいい質問…だな、…?
紲苗「お兄さんは特一級危険異能力者…?」
ドスト「えぇ…異能特務課からはそう見られているそうですね」
紲苗「なら…僕は怖がる必要がない……何故なら僕も特一級危険異能力者の1人だから
それに…僕は、殺しを何度もしたことがある…其れも異能力者だけ…だからお兄さんに
怖がる必要は僕にはありません」
ドスト「…と、言うと……貴方は僕と同じ、異能力者の居ない世界を創ろうとしている…」
紲撫「…えぇ一人を除き、異能力者を全員……」
ドスト「…では、僕と手を組みませんか?……」
紲苗「…と云うと……?」
ドスト「…是非死の家の鼠へ…入って下さい」
紲苗「……」
もし僕が死の家に入るとすれば…
治くん…ナオミちゃん、乱歩さんとはなれることになる…
クラスの皆からも…
…僕が第一別れたくない人
それは……治くん
僕の唯一の”家族”だ…
ドスト「返事は…何時迄も待っています……又何処かでお話しましょう。出口へ案内します」
こうして僕と
お兄さんのお話は終わった…
次回
3頁目
僕と探偵社の関係
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