テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ノワールデデデ「………」
一台のウィリーバイクと共に、かつてゲーム開発部と先生がアリスと出会ったミレニアム近郊の廃墟にノワールデデデが召喚される。
ノワールデデデ「…あ、あー……!」
違和感を感じたノワールデデデ。喉元に手を当てて違和感の正体をあらわにしようと思ったら、なんと喋れたではないか!
ノワールデデデ「……贖罪を、しなければ」
ぽつりと呟きノワールデデデが立ち上がる……ノワールデデデ、いや、”ゾラ”はかつて、”ギャラクティック・ノヴァ”によって”ギガンテス”に作り変えられキヴォトスに影響を及ぼした。だが、ギャラクティック・ノヴァは勇敢な二人の少女の活躍により見事に爆散した。そして21のエアライドマシンにより、ギガンテスの残骸はゾラに戻り、無事に宇宙へと旅立った……
しかし、ゾラ、ノワールデデデは再びキヴォトスへと戻ってきた。それは偶然か、必然なのか…
ノワールデデデの贖罪の旅が始まる
……はずだった
アリス「すごいです!ゾラ、ゲーム上手いんですね!」
ノワールデデデ「…それほどでもない」
ケイ「…かなり上手でしたよ」
廃墟を出たら外出中のアリス(とケイ)に捕まり、無事ゲームセンターに連れて来られたノワールデデデ。今は格ゲーをプレイしてるようだ…どうやらノワールデデデは勝ったようだ。
アリス「一万年も旅すれば、アリスもゲームが上手くなれますかね!!」
ノワールデデデ「……もしかしたら、上手になるかも知れない」
アリス「本当ですか!?機会があればやってみます!」
ケイ「…にしても、何故またキヴォトスにあなたは来たんですか?おまけに言葉を発することが出来るようになっていますし」
ケイがノワールデデデに質問を投げかける。
先述したギャラクティック・ノヴァを爆散させた二人の少女…それは”天童アリス”と”天童ケイ”のことだ。
ノワールデデデ「………わからない。何故ワタシがここに戻ってきたのか」
アリス「……アリスにもよくわかりません。が………ゾラは、幸せになるべきだと、アリスは思っています」
ノワールデデデ「幸せに……?ワタシが…?」
”幸せ”、そのワードを聞いたノワールデデデは疑問符を浮かべる。
ケイ「アリスの言う通りです。ゾラは本来なんの縁もないキヴォトスを、ただ一人で守っていたのですから」
ノワールデデデ…彼はゾラがギガンテス化される寸前に放たれたゾラの写し身。偶然辿り着いたキヴォトスの為に、ノワールデデデは孤独に世界を守っていたのだ。
ノワールデデデ「…だが、ワタシはその過程で多くの人のマシンを壊した。幸せになる資格など…」
アリス「それでも、あります…あれは仕方がないことだったんです」
ノワールデデデは、ギガンテスに火が灯るのを防ぐ為に、近づくエアライドマシン達を全て壊していった。ノワールデデデは、それが気がかりで仕方がなかったのだ。
ケイ「あなたがそんなことを気にする必要はありません………過去は過去です、引きずっているより、今を楽しむほうが良いでしょう」
ノワールデデデ「……そうか…」
アリス「…どうですか?アリス達といっしょに、過ごしてみませんか?」
アリスが、ノワールデデデに提案する。
ノワールデデデ「………そうしてみることにしよう」
アリス「!本当ですか!?」
ノワールデデデ「ああ」
アリスの提案にノワールデデデはYesと返した。
アリス「パンパカパーン!ゾラがパーティーに加わりました!」
ケイ「やりましたね、アリス」
ノワールデデデ「……ふふっ」
アリス「あ!笑いました!」
ケイ「堅物な表情もほぐして行きましょう」
楽しそうなアリスを見て、ノワールデデデが笑顔を見せる。ノワールデデデの、贖罪の旅ではなく、勇者パーティーとしての旅が、これから始まる。
#
コメント
4件
羂索:いいね…素敵だ。 今回も素晴らしかったです!!