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次の日。
お昼のチャイムがなった途端、
ほのかちゃんがまたいちごの机へきました。
「いちごちゃん、今日も一緒にたべよう?」
いちごは目をぱちくりとして、
にこっとわらいました。
同じ窓側の席にすわって、昨日と同じようにパンを食べました。
「ねぇねぇ、今度の土曜日 一緒にお菓子交換しない?」
「えっ…おかし……?」
「うんっ!好きなお菓子を持っていくの。
どう?」
いちごは足をぱたぱたさせて、
「すっ……する…!!」
と、ぎこちない声でいいました。
ほのかちゃんはぴかぴかの笑顔でうれしそうな顔をすると、
「じゃあさ、今日一緒にかえって予定たてよっ!」
と言いました。
なんといちご
はじめて友達と帰っちゃいます。
帰りの会がおわって、ほのかちゃんがいちごのもとへぱたぱたとやって来ました。
「かーえろ!」
いちごは うん と返事をしようと思いましたが、ひとつの事に気づいて
「あっ」ととまりました。
図書室へ行ってない。
今日はほのかちゃんと帰るから、図書室にいけない。
机の上にはえんぴつが1本
いちごはじっとみつめた。
いちごはえんぴつをそっと掴んで、にぎりしめた。
「……わすれてないよ」
その声は、周りの声にかきけされていきました。
結局、いちごは図書室へいきませんでした。
少し、いちごはどんよりしました。
ほのかちゃんはきらきらしてました。
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