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#逃走と仲間
スーツの男が俺を凝視した瞬間、俺の身体は本能的に動いていた。
るぅとの腕を掴み、教室のドアを蹴破るようにして走り出す。
るぅと「莉犬……っ!?
ダメです、巻き込みたくないって……!」
莉犬「うるさい!
逃げるよ、るぅとくん!」
背後で「待て!」と怒号が響く。
廊下を駆け抜け、裏口から夏の照りつける太陽の下へと飛び出した。
息を切らしながら、俺たちはあらかじめ調べておいたメッセージの送信元の発信エリアへと向かった。
そこは、街外れにある寂れた廃倉庫街だった。
錆びついた扉を開けると、薄暗い空間の奥に、いくつかのパソコンのモニターが怪しく光っていた。
その前に座っていたのは、ピンクの髪をした、ひどく整った顔立ちの男だった。
「……本当に来ちゃったんだ。
るぅとを連れて」
男は振り返り、呆れたようにため息をついた。
莉犬「お前が……あのメッセージを送ってきた奴か? 誰なんだよ!」
さとみ「俺はさとみ。
るぅとの前の学校の先輩だよ。
るぅとを追ってるあのスーツの奴らは、るぅとの『容姿と才能』を金に換えようとしてる、ろくでもない組織の人間だ。
るぅとを匿うために、俺がずっと裏で追手を攪乱してたんだよ」
るぅと「さとみ先輩……! じゃあ、前の学校で消えたっていうのは……」
さとみ「お前を守るために、俺が死んだことにして身を隠したんだよ。
だけど、あいつらの情報網を甘く見すぎてた。莉犬、お前が巻き込まれたのも俺の計算違いだ」
その時、倉庫の入り口の扉が、激しい音を立ててこじ開けられた。
追手のスーツの男たちが、すでにここを突き止めて踏み込んできたのだ。数人の男たちが俺たちを囲む。
男「ここまでだ。
るぅと様、大人しく戻りましょう。
そこのガキどもも、生かして返すわけにはいきませんね」
絶体絶命のピンチ。
その時、倉庫の天井のキャットウォークから、派手な声が降ってきた。
「おいおい、勝手に俺たちのツレに手ぇ出そうとしてんじゃねえよ!」
ドサリ、と上から飛び降りてきたのは、オレンジの髪の男(ジェル)と、紫の髪の男(ななもり。)、そして青い髪をした男(ころん)の3人だった。
ころん「さとみくんー! 遅くなってごめん! 追手の車、何台かパンクさせて足止めしといたから!」
ジェル「莉犬、るぅと。
安心しぃ、こっから先は俺らのステージや」
ななもり。「みんな、行くよ。
この2人を絶対に守りきるんだ!」
彼らはさとみが事前に手配していた、信頼できる『仲間』だった。
この世は不幸に包まれている。光より闇の方が大きい。
だけど、俺たちの前に現れたこの5人の輝きは、その深い闇すらも一瞬で消し去ってしまうほど、強く、眩しかった。
莉犬「みんな……!」
るぅと「莉犬……僕、初めて明日が光るかもしれないって、思えました」
るぅとが俺の手をぎゅっと握りしめる。
すとぷりのメンバーが揃った今、俺たちの反撃の逃避行が、ここから本格的に幕を開ける――。
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椎名遥陽~はるひ~
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コメント
1件
うわああああ!!すとぷりメンバー揃った瞬間のアツさがヤバすぎた😭💕💕 ジェルくんの「安心しぃ、こっから先は俺らのステージや」とかもう完全にかっこよすぎて昇天するかと思ったよ…!! るぅとくんが「明日が光るかもしれない」って言えたの、莉犬くんと仲間たちのおかげだよね…✨ この5人の輝きが闇を消し去るって表現、マジでエモすぎて泣いた🥺💖 続きが気になりすぎる…!!