テラーノベル
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こんな話を聞いたことがある。
未来の自分から、後悔の手紙が届くことがあるらしい。
そんなの、あるわけないって思ってた。
少なくとも、昨日までは──
rd side――――――――――
「……なにこれ」
机の上に、見覚えのない封筒が置かれていた。
差出人の名前を見て、手が止まる。
差出人の名前は
──らっだぁ
いや、俺なんだけど。
「は?」
思わず声が出た。
ふざけてるにしては手が込みすぎてるし、 こんなことするやつ、思いつかない。
(…見てみるか)
少しだけ迷ってから封を切った。
中に入っていたのは、たった一枚の紙。
そこに書かれていたのは──
『きょーさんを、一人にするな』
「……え?」
意味が分からなかった。
だってあいつは、いつも通りで。
さっきだって普通に笑ってたし、 何もおかしいところなんて──
「らっだぁ、何してんの?」
不意に後ろから声がして、肩が跳ねた。
振り返ると、きょーさんが立っている。
「いや、なんでもない」
慌てて紙を折りたたんでポケットに突っ込む。
「ふーん?」
少し怪しむような目。
でもすぐに、いつもの軽い笑みに戻った。
「早くご飯食べよーぜ、レウたち待ってる」
「あ、うん」
そのまま一緒に教室を出る。
廊下の先には、いつものメンバー。
レウが大きく手を振って、コンタミが笑ってる。
みどりはスマホ見ながら「遅い」って顔してる。
───いつも通りだ。
何も変わらない、普通の日常。
なのに、、、
(きょーさんを、一人にするな)
頭の中で、その一文だけが繰り返される。
「どうした?」
隣を歩くきょーさんが、ちらっとこっちを見る。
「いや、なんでも……」
そう答えた瞬間。
「嘘つけ」
小さく、でもはっきりと言われた。
「顔に出てる」
「……出てる?」
「出てる」
即答だった。
思わず苦笑いする。
「マジか」
「マジ」
軽く肩をすくめるきょーさん。
いつもと同じ
何も変わらない態度のはずなのに。
ほんの一瞬だけ。
その横顔が、少しだけ疲れて見えた気がした。
(気のせい、か?)
そう思ったけど。
ポケットの中の手紙が、やけに重く感じた。
「なあ」
気づけば、声が出ていた。
「ん?」
「……今日さ」
言いかけて止まる。
“なんて言う?”
一人にするな、なんて。
そんなの、理由もなしに言ったらおかしい。
でも──
「……いや、やっぱなんでもない」
結局、飲み込んだ。
「なんだよそれ」
きょーさんは少し笑って、前を向く。
そのまま、いつも通りの会話に戻っていった。
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こんにちは!ポテサラです
新連載 『未来からの手紙』
rd運営メインです。
視点はrd(らっだぁさん)となっています。
初めての試み、設定は現代の高校生です。
今回の物語は短めのノベルです。
予定と致しましてこのように考えております。
↓
6月前半までにこの物語完結。
↓
7月(夏休みぐらい)にずっと書きたかった
ストグラ×軍パロの物語を投稿予定です。
いつも物語を読んでくださっている皆様、本当にありがとうございます🙇♀️
今回もどうぞよろしくお願いします(*.ˬ.))”
4,000
ら民
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