黄side (つづき)
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結局じゃんけんに負けた莉犬は、
瓶の半分くらいを一気に飲んだ。
赤『ぷはぁ!!!
はぁ、俺この味嫌いなんだよ…(泣)』
_その数分後。
赤『…っ、!ハァッ、ぅ、///』
桃『あ、効いてきた?』
え、本当にあの薬、本物なんだ…。
別に二人の話を信じていなかった訳じゃないけど、
急にその”薬”に興味が湧いてきた。
莉犬は顔を真っ赤にして肩を上下に揺らしている。
もしこれを、ころちゃんに飲ませたら…ゴクリ
桃『な?凄いだろ?お前らに1本やるわコレ。
半分でも十分効くから二人で半分こしな!』
僕はさとみくんから例の薬を受け取った。
瓶を眺めているとさとみくんに帰宅を催促された。
桃『じゃ、これから俺は莉犬とお楽しみタイム
だから、お前も早く帰んな?』ニコニコ
…さとみくんの笑顔がなんか怖い。
莉犬もけっこう大変そうだなぁ…なんて、
呑気なことを考えながら、僕は帰路についた。
太陽はすっかり沈んで、辺りは真っ暗だった。
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