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~CHIAKI side~



今、彼のとなりにいるのは半裸状態の紗那だ。

布団にくるまって乱れた髪をそのままに、安心したように眠る彼女。

千秋は手を伸ばして紗那の髪をそっと撫でながら整える。


約束通り、彼は紗那をがっつりいただいた。

傷心につけ込んで涙を流す彼女を慰める仕草をしながら、ベッドに連れ込んだのは計画的犯行である。


もちろん、彼女が拒否すればやめておくつもりだった。

完全に同意の上での行為だ。

ただし、酒に酔わせてしまったのは確信犯なところもある。


千秋は紗那を抱き寄せて、その額にキスをした。


「君は、俺がどれだけ片想いしていたか、知らないだろう」


当たり前だが聞こえるわけもなく、紗那はぐっすり眠っている。


紗那に好意を持ってからおよそ5年。

つまり想いを抱くようになったのは紗那と山内優斗が付き合う同時期の頃だ。


気づいたときには手遅れ。

諦めて海外に飛び、戻ってきたら紗那は彼氏と婚約していた。

しかし、紗那の婚約者には浮気相手がいて、千秋はこれを利用することにしたのだ。

あの夜、紗那が飛び込んだバーに居合わせたのは偶然ではない。


「責任はとるよ。君のことは全力で守るから」


千秋は紗那を抱きしめて眠りに落ちるまでキスをした。



元カレに裏切られてすぐにエリート上司と出会うなんてあり得ないと思ったら計画通りでした

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