いつものように教室へ行くと珍しく佐藤さんは
寝ていなかった。
佐藤さんは俺と目が合うとこっちに駆け寄ってきた
日向:一ノ瀬くん!!おはよ!!
蒼真:おはよ。佐藤さん。
愛海:今日は寝てなかったんだね!!
日向:一ノ瀬くん達を待ってたんだよ!!
愛海:私ね佐藤さんに聞きたいことあったの!!
日向:へ?何?
愛海:コンクールで銀賞以外取れなかったの?
日向: ……
珍しく彼女は黙り込んだ。
日向:私ね…、舞台裏の仕事をしていた時…
日向:機械の操作を誤って、男性を事故で56しちゃったの…それがトラウマで……ステージに上がれないの
ヒュッ
息ができなくなりそうだった…。まだ分からない。もしかしたら他人かもしれない。
でももしそれが父さんだったら?
いつものように彼女に接することはできるのか?
愛海:ぇ……
日向: ……
愛海:それって……○月✕日の事故…?
日向:知ってるの?
あぁ…確信した…
俺の父さんが亡くなったのは彼女のせいなんだ
彼女が俺の全てを奪ったのか
俺の心は怒りに染まった。
愛海:蒼m
俺はいつの間にか教室を出て屋上にいた。
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日向:一ノ瀬くん……?私なんかしちゃったのかな…
愛海:佐藤さん…あなたが56したのは蒼真のお父さんかもしれない…
日向:ぇ…?
愛海:蒼真はねコンクールでお父さんと出ているの
愛海:その時に蒼真の上に照明器具が落ちてきた。
愛海:それでお父さんは蒼真を庇って亡くなったんだよ……
日向:ぇ…それじゃあ…私が、
日向:一ノ瀬くんの自由を奪ったって言うこと…?
愛海: ……うん
日向:謝んなきゃ!!
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でも操作を誤って、照明が落ちてくることはあるのか?
俺が父さんを助けようとした時に見たあれは…
紐が切れていた…ということは、日向さんが56したんじゃなくて、
誰かが計画的に56した…ということか?
蒼真:じゃあただの八つ当たりじゃないか…
蒼真:もっと考えればよかった…
……To be continued
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