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『束縛は救済』
休日の昼下がり。
tgは玄関でスニーカーを履きながら、 スマホを確認していた。
『駅前集合ね!』
友達からのメッセージ。
たまには外で遊ぶのもいいかと思って、 軽い気持ちで返事を打つ。
その時だった。
pr「どこ行くの」
低い声。
振り返ると、 リビングのソファに座ったprがこちらを見ていた。
機嫌悪そう。
というか、 明らかに不満そう。
tg「友達と遊ぶだけだよ?」
pr「へぇ」
短い返事。
でも空気が冷たい。
tgは苦笑する。
tg「……prちゃん、嫉妬?」
pr「してねぇ」
即答。
だけど視線が怖い。
prはゆっくり立ち上がると、 tgの前まで来た。
距離が近い。
逃げ場がなくなる。
pr「誰と?」
tg「男友達〜」
pr「何時に帰る」
tg「え、尋問?」
pr「ちゃんと返事しろ」
低い声。
でもその奥に、 不安みたいなものが混ざっているのをtgは知っていた。
prは強いようで、 実はすごく臆病だ。
tgを失うのが怖くて、 いつも必死に隠してる。
その姿が愛しくてたまらない。
tg「夕方には帰るよ」
prは黙る。
それから、 tgの服の袖をぎゅっと掴んだ。
pr「……行ってほしくねぇ」
その声は小さくて、 苦しそうだった。
tgの胸がきゅっと締まる。
必要とされてる。
prが自分を求めてる。
その事実だけで、 頭がくらくらするくらい嬉しくなった。
tg「……そんなに?」
pr「お前、誰にでも優しいから嫌なんだよ」
prは俯いたまま言う。
まるで捨てられるのを怖がる子供みたいだった。
その瞬間、 tgの中で何かが決壊する。
tg「……じゃあ行かない」
pr「は?」
tg「prちゃんといる」
prがゆっくり顔を上げる。
驚いた顔。
信じられないみたいな顔。
tgは笑いながら、 そっとprの手を握った。
tg「prちゃんが嫌なら、俺どこにも行かないよ」
その瞬間、 prの目が揺れる。
次の瞬間、 強く抱き締められた。
苦しいくらいに。
逃がさないみたいに。
pr「……お前それ、簡単に言うな」
tg「なんで?」
pr「本当に閉じ込めたくなる」
耳元で落ちた低い声に、 tgの心臓がどくんと跳ねる。
怖いはずなのに。
むしろ安心する。
prの腕の中にいる時だけ、 ちゃんと愛されてるって分かるから。
tg「……いいよ」
pr「は?」
tg「prちゃんになら閉じ込められても」
数秒沈黙。
それからprは、 観念したみたいに小さく笑った。
pr「……ほんと、危ねぇ」
でも抱き締める力は、 最後まで緩まなかった。
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コメント
3件
監禁されてもぷりちゃんにならってもう堕ちてる感じが伝わる!
うわぁ、、好きすぎる ありがとう(o^^o)