バンッ
Na「シャークん!」
シ「うぉっ!」
「びっくりするからノックぐらいはしろよ~…」
Na「それどころじゃないでしょ!」
「シャークんまた寝てないんでしょ!?」
シ「…」
Na「…ずっと寝てないから書類も減らした。」
「任務も減らしたし…」
「…なのに!」
「なんて寝てくれないの!?」
「なんかあるなら相談してっていっつもいってるじゃん!」
シ「いやぁ…」
Na「いやぁ…じゃない!」
「何がそんなに不満なの!?」
「俺たちの…」
「何がいけないんだよ?!」
シ「…おまえたちは悪くない。」
「今はそれしかいえないんだ…」
「…すまん、Nakamu。」
N「…シャケ、もう3日ぐらい寝てないじゃん…」
「…俺たちはただ、シャケが心配なんだよ…」
シ「3日…」
N「シャークんいっつも寝不足っぽい目してるからわかりにくかったけど…」
「俺たち、仲間なんだからさ。」
「もっと頼ってほしいな…って。」
「…それに。」
「軍的にも、シャケが抜けるのは厳しいんだよ。」
シ「…」
N「…俺たちは、シャケに何かを強制するのは嫌だ。」
「…でも、これ以上寝ないようなら…」
「…きりやんと、力尽くで寝かせにかかるから。」
「…今日は、ちゃんと寝てね?」
シ「…」
N「…もう、帰るね。」
「…おやすみ、シャケ。」
…バタンッ
シ「…」
「……ハァ」
「すまんな…皆…」
「…俺は、ただ…」
「あの人に…」
「…ゾムさんに、会いたいだけなんだ…」
?「俺が、なんやって?」
・・・
シ「うわっ!?」
声が聞こえた方向に顔を向けた。
…天井。
色々とあり得ないことだらけだけど、あの人なら、きっと…
出来るから。
予想通り、天井に設置されたダクトの蓋が開き、中から誰かがひょこっと顔を出し、スタッと、着地した。
…それは…
シ「…ゾム…さん…?」
ゾ「おん!」
「久しぶりやなぁ、シャークん。」
ずっと会いたかった人だった。
シ「久しぶり!じゃないですよ!」
「なんでこんなに来てくれなかったんですか…」
「…もしかして、俺のこと…」
「もう、嫌いなっ(
ゾ「それはちゃう!」
シ「じゃあ、どうして…グスッ」
ゾ「い、いうから!」
「泣かんといてくれ!」
シ「…グスッ」
ゾ「ん~…」
「本当はいいたくなかったんやけど…」
「実は、こないだの戦争で味方をかばって怪我してもうて…」
「外出できんかったんよ。」
「ごめんな?」
シ「…それはもういいですけど…」
「それより!」
「怪我したってどこを!?」
ゾ「あ~…」
「脇腹を銃で撃たれたんよ。」
シ「銃で!?」
ゾ「おん。」
シ「今すぐ傷見せて!」
ゾ「いや、もう治療したし…」
シ「俺が心配なんです!」
ゾ「いやぁ…」
シ「早く脱いで!」
ゾ「シャークん意外とダイタン~w」
シ「…」
「…もういい!」
「プイッ」
ゾ「ご、ごめん!」
「機嫌直してぇや!」
シ「…」
「真剣に…心配してたのに…」
ゾ「あぁもう!」
ジーッ バサッ!
ゾ「ほら、脱いだで。」
「これでええか?」
シ「…ん…」
「怪我は…?」
ゾ「これ。」
シ「…」
ソッ
(軽く触れる)
シ「痛く…ないですか?」
ゾ「おん!」
「もう全然平気やから、心配せんでもええよ。」
シ「…はい。」
ゾ「…」
「俺のことより!」
「シャークん!」
シ「え?」
ゾ「お前全然寝とらんやろ!」
「しかも結構長く!」
シ「…」
「ゾムさんには…わかるんですか?」
ゾ「わかるよ!」
「…そうやなぁ…」
「大体俺がこんくなったあたりからか?」
シ「…!」
ゾ「図星やな。」
「…なぁ、シャークん。」
「どうして寝んかったんや?」
シ「それは…」
「恥ずかしいです…///」
ゾ「はぁ?」
「せやったら俺が怪我の話したの不平等やん!」
「言ってや!」
シ「…でも…」
モジモジ…
ゾ「…」
「しゃーないなぁ…」
スッ
(シャークんを壁に追い詰める)
シ「あ、あの~?」
ゾ「シャークん。」
シ「は、はい。」
ダンッ
(壁ドン)
シ「ッ~…///」
ゾ「教えて…くれるやんな?」
シ「…あぅ…」
「その…」
「…ゾムさんに、会いたくて…」
ゾ「は?」
シ「夜いつ来てもいいように起きてました…」
ゾ「は~ん。」
「なるほどな!」
シ「は、恥ずい…///」
ゾ「まぁまぁw」
「事情はわかったからさ、早う寝え?」
シ「でも、もっと一緒に…」
ゾ「ん~…」
「俺もいつまでもここにおれるんとちゃうしなぁ…」
シ「…じゃあ」
「…俺、ゾムさんと一緒に寝たいです…」
ゾ「…へ?」
シ「そ、そのう…」
「俺が寝付くまででいいんで…」
「俺に、添い寝して下さい…///」
ゾ「は~ん…」
「添い寝ねぇ…」
シ「だ、だめですか?」
ゾ「…んん…」
「まぁええよ!」
シ「本当ですか!?」
ゾ「おん!」
「だからさ、ほら。」
「早く布団入りな。」
シ「は、はい!」
モソモソ
(布団に二人入る)
シ「…ゾムさん。」
ゾ「ん~?」
シ「…これから、毎日来てください。」
「そしたら俺…」
「毎日、ちゃんと寝ますから。」
「ゾムさんと、一緒にいたいんです。」
ゾ「…」
「それは別に構わんねんけど…」
シ「?」
ゾ「俺以外に、そんな可愛いところ見せんといてな?」
シ「可愛い…///」
ゾ「シャークんは俺のもんやし、俺はシャークんのもんやろ?」
シ「は、はい… ///」
ゾ「じゃあ、約束な!」
シ「…はい!」
「やく…そ…く…」
コテッ
(シャークんが寝た)
ゾ「…お疲れさん、シャークん。」
「…おやすみ。」
ギュッ
コメント
1件
やっぱり暴害組最高!