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初投稿です(汗)どうもきゃるきゃるきゃるんるんです♡今回は日本が主人公の終わらない夏を君とです!きゃるは小説書くの初めてなんです温かい目で見ていただけると幸いです。それでは人物紹介から…
登場人物
日本 高校一年生の男の子。穏やかな性格で下に妹がいる。
ドイツ 日本の友達。真面目でカタブツ。
イタリア ドイツの幼馴染。明るく元気。
それではどうぞ!!
第一話 何気ない日常(日本視点)
チリーンチリーン
ミーンミンミンミーン
日本の夏はとても暑い。ほぼ同緯度のイタリアとドイツよりか蒸し暑く危険な暑さだ。そんな中、僕たちは下校をする。
イタリア「暑い〜イタリアに帰りたいよお〜」
ドイツ「はぁ…そんなに帰りたいなら帰ればいいじゃないか。」
イタリア「ちょっと!真面目に受け取らないでよ!ドイツのカタブツ!!!」
ドイツ「は?」
日本「あはは…確かに暑いですね…私の家が近いので涼みましょう。」
イタリア「やったぁ!!」
ガチャッ
日本「ただいま帰りました。」
ドイツ「おじゃまします。」
イタリア「おじゃまするんね〜」
ドタドタと足音がすると妹のにゃぽんがひょこっと顔を見せた。
にゃぽん「おかえりお兄ちゃん!今日はイタリアお兄ちゃんとドイツお兄ちゃんもいるの!?やったぁ!」
イタリア「にゃぽんちゃ〜ん♡会いたかったよぉ!」
にゃぽん「えへへ!にゃぽんも会いたかった!」
にゃぽんとイタリアはぎゅっとハグをして笑い合っていた。にゃぽんとイタリアが楽しそうにしている裏腹にドイツは険しい顔でイタリアを睨んだ。
ドイツ「…イタリア、そこまでにして手を洗え。」
イタリア「ちぇ〜」
家には親戚のおばさんが送ってくれたスイカがあった。ドイツは手慣れた手つきでスイカを切る。いつもお母さんがいない時に切ってくれるのだ。
イタリア「にゃぽんちゃん…イオにはわかるんだよぉ〜にゃぽんちゃんのババはこっちだって…あれ?」
にゃぽん「にゃぽんもわかるよぉ…イタリアお兄ちゃんのハートのエースはこっちなこと…」
スッ
イタリア「いやぁ!また負けたぁ!」
にゃぽん「やったぁ!勝ったよお兄ちゃん!!」
日本「よかったですねぇ。」
ドイツ「日本、スイカ切れたぞ。」
日本「ありがとうございますドイツさん。」
縁側に座りながらスイカを食べて景色を見るのは僕たちにとって恒例行事のようなものだった。風になびきながらチリンとなる風鈴、青空に広がりゆっくりと動く積乱雲を見ながらキラキラと輝く太陽の暖かさを感じていた。
にゃぽん「スイカもいいけどにゃぽんはアイスがいい〜」
日本「わがまま言わないでください…」
イタリア「にゃぽんちゃん〜スイカ食べ終わったら2人でアイスを買いにデートしない?」
ドイツ「日本の妹をナンパするな!!!」
イタリア「そうだ〜2人とも夏休みの宿題終わった?イオはもう終わったよ⭐︎」
日本「え!?まだ夏休み入ってませんよ!?」
ドイツ「お前勉強”は”できるもんな…」
イタリア「勉強”は”って酷いんね!?」
こうした日常がずっと続くとこの時の僕は思っていた…
夏休みが終わりかけた日、8月31日に僕たちの日常は終わりを告げた。
ドイツ「…は?」
ガッシャーン!!!
グシャッ
イタリア「そんなぁ…ドイツ…ドイツ!!!起きてよ!」
日本「ドイツさん!!!」
生々しい肉が潰れる音と共に1人の友達は僕を置いて行った。そこにあったのは孤独と嫌になるほどの静けさだった。涙が溢れて視界があやふやになった…
チリン チリン
……………………に…………にほ………にほん! 日本!
ドイツ「日本!大丈夫か!」
日本「はっ……」
イタリア「日本〜大丈夫〜?顔が真っ青だよ?」
目の前には死んだはずのドイツと泣いていたイタリアがいた。ふと瑞々しいスイカが目に入った。風鈴の音と共に微風が吹いて僕の頬を撫でる。そう、僕は夏休みに入る前…7月10日に戻ってきたんだ。
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