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第3話 日課
あの日から。
私は少しだけ変わった。
朝起きて学校へ行く。
授業を受ける。
そんな毎日は変わらないはずなのに、一つだけ変わったことがある。
私は先生が学校に来る時間を覚えてしまった。
何時何分頃に車が着くのか。
何時頃に職員室へ向かうのか。
気づけば、全部分かるようになっていた。
「そろそろかな。」
そう思う時間になると、私は教室を出る。
理由はもちろん――
「飲み物買ってくる!」
友達にはそう言って、自動販売機へ向かう。
でも、本当の目的は違う。
廊下の向こうから歩いてくる先生を見つけること。
「あ、おはようございます!」
私が声をかけると、先生はいつものように振り向く。
「おはよう。」
その一言だけなのに、嬉しかった。
そのまま職員室まで一緒に歩きながら、学校のことや他愛もない話をする。
ほんの数分。
たったそれだけの時間。
それでも私にとっては、一日の始まりを楽しみにできる、大切な時間だった。
「じゃあ、また授業で。」
先生は職員室へ入っていく。
「はーい!」
笑顔で手を振って教室へ戻る。
たった数分話せただけ。
それだけなのに。
その日は一日中、なんだか気分が良かった。
──次回「朝の数分」
桃大福 🍑
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玲
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#先生と生徒
清涼飲料水
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コメント
1件
みぅです🤍🥀 第3話、読みました。 「先生が学校に来る時間を覚えてしまった」——この一文にドキッとしました。好きな人の行動パターンを自然と把握しちゃう感じ、すごく分かります。 「飲み物買ってくる」という口実でわざわざ会いに行くところが、健気で切ないですよね。たった数分の会話で一日中気分が良くなるの、純粋で可愛い…。 一方で、この「日課」化してしまう感覚、ちょっと怖くもあるなって思いました。先生への想いがどんどん深まっていく予感がします。 次回も楽しみにしてますね🌙