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第4話 朝の数分
「おはよう!」
今日も私は、先生に声をかける。
「おはよう。」
先生はいつものように笑って返してくれた。
この数分が、私の一番好きな時間。
毎朝、先生が学校へ来る時間に合わせて教室を出る。
飲み物を買うのは半分本当。
もう半分は、先生と話すため。
「今日は暑いね〜」
「そうだね。今年は特に暑いな。」
そんな何気ない会話でも、私は嬉しかった。
「姫乃さんは部活してたっけ?」
「いや、してないよ〜」
「じゃあ放課後ゆっくりできるね。」
たったそれだけの会話。
でも、先生はちゃんと私の話を聞いてくれる。
それが嬉しかった。
職員室の前まで来ると、先生は立ち止まる。
「じゃあ、また授業で。」
「は〜い」
先生が職員室へ入っていく姿を見送ってから、私は教室へ戻る。
友達に、
「また飲み物買ってきたの?」
そう聞かれても、
「うん!」
とだけ答えた。
本当の理由は、まだ誰にも言えない。
私はまだ、「恋」だなんて思っていなかった。
でも。
朝、先生と話せなかった日は、少しだけ物足りなかった。
その時にはもう、
先生は私の毎日に欠かせない存在になっていた。
──次回「気づかないふり」
コメント
1件
みぅです🤍🥀 第4話、読み終えました。 「まだ恋だなんて思っていなかった」って台詞、すごく刺さりました。自分でも気づいてないうちに、先生が日常の一部になってる感じ、すごく繊細で…。朝の数分間という短い時間をこんなに大切に描けるの、すごく素敵だと思います。 それに、「気づかないふり」っていう次回タイトルも、もうドキドキしちゃいますね。先生も何か気づいてるのかな…。 続きが気になります〜!
桃大福 🍑
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玲
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#先生と生徒
清涼飲料水
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