みんなが用意してる間に…推しの世界に転生しちゃった子をやるのだよ!
聖楽「ふふ…双黒と新双黒のフィギュアとアクリルスタンドとポスターとハンカチとブロマイド…合計で5万か…!まだ安いな…ふふふ」 私がそうやって妄想していると…
子供「わーい!ってあっ!」
ガコッ!
聖楽「え?」
子供が蹴っていたサッカーボールが私の背中に当たって…道路に出てしまったのだ
運転手「姉ちゃん!!あぶねぇぞ!!」
聖楽「う…ぁ…」
聖楽「あ…」
まだ…ブロマイド…見て…ないのに…
神「すまぬのぉ、お主…」
聖楽「え?」
神「わしの手違いでお主を殺してしまったのじゃ」
聖楽「…どうしてくれんじゃぁぁ!」
聖楽「まだグッズが残ってんだよぉぉ!」
神「じゃから!好きなようにしていいぞ!」
聖楽「え?本当?じゃあ文豪ストレイドッグスの世界に連れてってよ」
神「え?それだけで許してくれるのか?」
聖楽「うん、異能力付きでね?」
神「それくらいお易い御用じゃ!」
聖楽「ん…?」
な、なにこれ…苦しい…水の中だ…私泳げないのに…
聖楽「ゴポッ…」
し、ぬ…あれ…人影…?
??「!?(なぜ私以外に入水している人がいるのだい…!?そんなことより…助けるしかないね…!)」
聖楽「ぷはぁッ!!」
苦しかった…
??「はッ…!!なんて綺麗なお嬢さんなんだ…!私と心中しませんか?」
聖楽「え…?」
まままままままさか!このセリフは…!
聖楽「喜んで!じゃ、じゃなくて…だ、誰ですか?」
??「私かい?私は…」
太宰「太宰、太宰治だ」
聖楽「…ブシャッ」
太宰「!?」
血を吹き出して倒れた私は…
聖楽「…ん…ん?」
目が覚めると横には寝ている太宰さんとガチャガチャと何かをいじっている与謝野さんだった
与謝野「やっと起きたかい」
聖楽「あ、えっあっあっ…」
聖楽「あの…私、どうしたらいいですか?」
与謝野「状態が安全なら返す…と言いたいところだがねぇ…アンタから異様な気配を感じるんだよねェ…」
聖楽「え、いや、でも…私…異能力持ってないですし…」
与謝野「社長も入れると言っているんだよねェ…ダメかい?」
聖楽「も、もちろんいいですよ!」
太宰「与謝野女医、私も会話に混ぜてくださいよ〜」
与謝野「全く太宰は…」
太宰「そういえば、君の名前は?」
聖楽「え?!あ、えっと…鈴木聖楽です…!」
太宰「聖楽ちゃんかい…これからよろしくね」
聖楽「よ、よろしくお願いします!!」
聖楽「ところで…あの…私…異能力…ありませんよ…?(多分)」
太宰「いや、君はあるね」
聖楽「な、なぜわかるんですか?」
推しと話してる本当に死ぬかもしれない
太宰「聖楽ちゃんのその洗礼されているオーラ、もしかしたらとんでもない力かもしれないよ」
聖楽「私の…オーラ?」
太宰「少し体が重くなっているね…それほど強大な力なんだよ」
聖楽「でも、太宰さんなら無効化できるんじゃ…」
太宰「?なぜ聖楽ちゃんは私の異能力を?」
聖楽「あ、そ、それはその…少し武装探偵社のことは知っていたので!」
太宰「もしかして、ポートマフィアなのかい?」
聖楽「そういう訳じゃありませんよ!」
太宰「嘘はついてないね」
聖楽「嘘をつくはずがありません!でも…私に異能力があると言うなら…」
ポオ君に会いてぇぇぇ!!!
太宰「なら?」
聖楽「武装探偵社の人達に…挨拶したいです」
与謝野「アンタ!いい子だねェ!!」
聖楽「わわっ!?」
私は与謝野さんに抱き締められた
与謝野「アタシ、アンタみたいないい子好きだよ!!命を大事にしてるねェ!」
聖楽「は、はいっ!」
聖楽「鈴木聖楽です!!よろしくお願いします!」
ナオミ「まぁ!なんて可愛い子なんですの!」
与謝野「やっぱりナオミもそう思うよねェ!」
鏡花「服、変えたら可愛いと思う」
ナオミ「名案ですわ!お話が終わったら可愛くしますわ!」
聖楽「あ、ありがとうございます!」
社長「これからよろしくだ、福沢諭吉という」
乱歩「よろしく〜ところで君、お菓子持ってない?」
聖楽「…ポタポタッ」
あ、鼻血が…
乱歩「えぇっ!?」
ナオミ「大丈夫ですの!?」
ティッシュで血を拭く
聖楽「も、問題ありません」
聖楽「お菓子ですか…う〜ん…」
ガサガサと漁っていると…
聖楽「!チョコならありますよ!」
乱歩「本当!?大好き!」
聖楽「…ブシャッ」
また吐血かよ
太宰「聖楽ちゃんは…虚弱体質なのかい?」
聖楽「あ、いえいえ…お気になさらず…」
賢治「よろしくお願いしますね!聖楽さん!」
敦「よ、よろしくお願いします!」
国木田「よろしくお願いします」
谷崎「よろしくね」
聖楽「はい!よろしくお願いします!」
ナオミ「じゃあ…メイクですわ〜!!」
与謝野「久しぶりに腕がなるねェ!」
聖楽「へ…あーれー!!」
2時間後…
聖楽「…///」
↓
ナオミ「めちゃくちゃ可愛いですわ!!」
与謝野「これはモッテモテだねェ」
太宰「う、美しすぎるよ…!」
聖楽「こ、これが…私…」
ナオミ「元々ぷるぷるでしたので少ししかメイクはしていませんわ!」
聖楽「…✨」
与謝野「さ、聖楽は誰が好きなんだい?」
聖楽「へっ!?」
与謝野「?好きなやつくらいいるだろう?」
聖楽「そ、それは…あの…はい…」
太宰さんの前で推し!だなんて言えないよ…
与謝野「誰なんだい?もしかして太宰かい?笑」
聖楽「あ、えっとぉ…え…」
国木田「なんだと!?」
急に怒声を国木田君があげたので、つい驚いてしまった
聖楽「ビクッ!」
国木田「重要機関のビルに爆弾を持った子供と大人だと…わかりました」
聖楽「え?」
国木田「聖楽!太宰とビルにいけ!」
聖楽「は、はい!!」
太宰「初任務頑張ろうね〜」
聖楽「はい!」
タッタッ
犯人「動くな!」
子供「う、うぅぅ…泣」
子供の首にはネックレスのように手榴弾がぶら下がっていた
聖楽「そ、そんな…」
太宰「これじゃどうしようもないね…」
聖楽「どうやって…」
私に力がないせいで子供が死ぬ…私に力があれば…
聖楽「…」
助ける力を…!
聖楽「異能力!!」
真っさらな札が出てきて
聖楽「犯人を縄で縛って!!子供の方は手榴弾を消す!!」
白い札が光出して…
犯人「ぐっ!?これはなんだ!?」
札から縄が出てきて、縛り付け、子供の手榴弾は消えた
子供「うわぁぁぁん泣お母さぁあん泣」
聖楽「はぁ、はぁ…」
これが…私の異能力…
太宰「…合格だよ、聖楽ちゃん」
聖楽「へ?」
太宰「君は見事情報を守り切り、子供も守った、よくやったね」
太宰が微笑む
聖楽「…バターンッ」
私はあまりの嬉しさに意識を失った
太宰「聖楽ちゃん!?」
社長「合格だが…先に聖楽を医務室へ」
聖楽「…ん…あれ…またここ…」
太宰「起きたのかい、聖楽ちゃん」
聖楽「だ、太宰さん!?」
太宰「良かったね、君は合格さ、ところで、異能力についてだ」
聖楽「は、はい!」
太宰「君の異能力は白ノ札(オール・ペーパー)」
聖楽「白ノ札…」
太宰「そう、君の異能力だ」
聖楽「大事にします!」
太宰「そうだね、それじゃあ、皆の元に行こうか」
聖楽「はい!」
そうして歩いていると…
太宰「!?」
聖楽「うわぁ!!?」
芥川「太宰さんすみません、任務です」
太宰「芥川君…」
芥川「それでは失礼します」
太宰「聖楽ちゃんが!」
国木田「ポートマフィアめぇぇ!またガラスを壊しよって!!」
聖楽「あ、あのぉ…助けてくださいぃ…」
え、こんなん言ってるけど中也に縛られるの嬉しすぎるんだけど
中也「暴れんなよ」
聖楽「は、はい…」
私は手を後ろで縛られていた
中也「首領、連れてきました」
森「中也君、よくやったね」
聖楽「え…っと?」
中也に腕持たれてるー!!!しんでもいいよー!
森「君に来てもらったのは他でもない、懸賞金がかかっているのは知っているね?」
聖楽「売り飛ばす…ですか?」
森さん私好きじゃないんだよな…
森「いや、もうひとつ理由があるのだよ」
聖楽「は、はぁ…」
森「君をポートマフィアに入れようと思ってねぇ」
聖楽「私が…ポートマフィア…?」
森「そうだ、どうかね?」
聖楽「え、嫌です」
森「そこをなんとか!」
聖楽「まず、私が入っても何もないじゃないですか…」
森「いや、君のその異能力はとても素晴らしい」
聖楽「…これですか…」
森「利用するためだと思って受けてくれないかい?」
聖楽「私は…武装探偵社の一員です」
聖楽「なので入れません…」
本当は入りたい中也と任務したいけどでも裏切りだけは嫌だー!
森「そうかい…」
エリス「そんなことより私と遊びましょ!」
聖楽「へっ!?」
生エリスちゃんだぁぁぁ!可愛すぎる!!
森「え、エリスちゃん…!大事な話して…」
エリス「リンタロウがこの前買ってきたドレス、来てあげてもいい!」
森「聖楽君、たっぷり遊んであげなさい」
聖楽「…ロリコン」
中也「ブフッ」
エリス「あははっ!笑」
聖楽「あ…戻らないと国木田君が怒る…」
中也「あぁ…あいつか…」
聖楽「ということなのでエリスちゃんごめんね!また遊ぼ!」
エリス「仕方ないわね!リンタロウ!セラがいつも入れるようにしておいてよね!」
森「え、エリスちゃん…それは無…」
エリス「あのドレスも着てあげてもいい!」
森「いつでも来なさい」
聖楽「…」
正直めっちゃくちゃ軽蔑した目で見てた
中也「めちゃくちゃ軽蔑した目で見てんじゃねぇか…」
聖楽「さようなら〜…って…」
私道わかんないや…どうやって出ようかな
中也「送ってやろうかァ?」
聖楽「ビクッ…」
え、中也が送ってくれるならしんでもいいんだけど…
聖楽「あ、あー…じゃあお願いします」
中也「行くぞ」
聖楽「はいっ!」
中也「ところでお前」
聖楽「はい?」
中也「良かったら…ら…LINE交換しねぇか」
聖楽「へっ?」
コメント
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す、好き…!!!!尊いッッッッッッ!!!!!✨✨でも1回死にかけて時間置いて心臓が落ち着いてきたらようやく続き読めたから結構な時間かかってもた…
これってあっちの参加型のやつか