コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
お久しぶりです
✴︎かがみもち✴︎ですm(_ _)m
気がついたらフォロワーさんが増えていて(ありがとうございます!)早く書かないとって焦ってはいたんですけど、セラフ、雲雀ときたら最後は奏斗だろってなったので下書きとかいっぱい書いて、最初だからエロ系なしにしようと思ったらほぼほぼボツになりまして……
その代わりこの話では倫理観が失われました
そういえば、話は変わるのですが、私は基本この2人のタグは「frng」で行くと思います。理由としては、「knng」にすると叶さん×四季凪みたいになりそうなんですよね。私、マイナーカプとか大好きなので、今後使い分けるために奏斗×四季凪の場合は「frng」でいかせてください🙇♀️
さて、今回の話はマフィアボス×秘書の関係性を持った2人を描いてみました。私、こういうマフィアパロが大好きなので、楽しく書いていたら、先ほども申しました通り倫理観が死んだため、苦手な方はご容赦くださいm(_ _)m
注意:この話では奏斗がマフィアボスですが、歌みたのマフィアとはまた違う感じです。2人が命を軽視している描写や、モブが死んで血が流れる表現があります。苦手な方はここで退避していただくことを推奨します。
コンコンコン
奏「入れ」
モ「失礼します…」
短いノックの後、入ってきたのは緊張した面持ちのファミリーの1人だった。
奏「呼ばれた理由はわかっているな」
モ「はい…」
青い顔のまま奴は答える。こいつは先の任務中にヘマをして、ここの情報を流出させかけたのだ。幸い、僕の秘書がとても優秀だったおかげで、大事にはならずに済んでいるのだが。ちらっと背後を見れば、秘書であるアキラに集中しろと軽く睨まれる。その顔に小さく微笑み返して、また前を向く。危ない芽は取り除く必要がある。ファミリーにとってリスクとなる人間は1人残らず排除する。それが僕のやり方だ。
モ「先の件は誠に申しわけ」
奏「黙れ。誰が喋っていいと言った」
モ「…申し訳ありません」
奏「はぁ…」
奏「最後におまえにチャンスをやる」
青白い顔をしていた目の前の部下は驚いたように顔をあげ、目を見開いている。後ろから小声でまたかという声が聞こえた気がしたが、無視することにした。
奏「これから俺がする質問に満足な解答ができたら罪を軽くしてやる」
部下の唾を飲み込む音が聞こえる。
奏「部下がヘマをしたとき、上に立つものはなにをすべきだと思う?」
モ「……」
しばしの沈黙の後、おずおずといった形で部下は口を開いた。
モ「…まず問題を解決し、そのあとその部下を組織から追放すると思います」
奏「…それがお前の答えか」
モ「はい…」
奏「……フッ」
モ「!」
バンッ
床に敷かれた上等なカーペットの上に血溜まりが広がっていく。
奏「正解はこうだ」
少し微笑んでやっただけで、こいつは油断した。許されるはずなどないのに。
凪「奏斗」
すると、先程まで黙ったままだったアキラが唐突に声をあげた。
奏「なにアキラ?」
凪「流石にさっきのはやりすぎです」
アキラは呆れたようにいう。
凪「どうせ、最初から生かす選択肢なんてあなたの中にはなかったんでしょ?」
奏「だってしょうがなくない?あいつヘマしてここの情報流出させたんだよ?」
凪「その件についてならもうすでに対処していて、特に大事にもなっていないじゃないですか」
奏「危ない芽は取り除いておかないとまた同じことになるからね」
凪「だからってここで殺すことないじゃないですか…」
凪「カーペットがシミになるだろ」
奏「それならまた買い直すよ」
凪「あんまり金を無駄遣いしないでくださいよ」
奏「わかってるよ」
そう僕は全部わかってる。
奏「おいでアキラ」
ぽんぽんと自分の足を叩けば、アキラはすぐに近寄ってきて僕の上に跨ってくれる。
奏「これが一番手っ取り早かったんだよ」
奏「アキラとの時間をこれ以上減らされるわけにはいかないからね」
凪「おまえ、よくなんの恥ずかしげもなくそんなこと言えるな」
奏「そりゃ、僕はかっこいいからね」
凪「はいはいそうですか」
そう言ってアキラは振り返って、目線を先ほどの床へと移した。だけど、僕は知っている。床を見つめるその薄紫の瞳にはカーペットなど映っていないことを。その目に映るのは血塗れの肉塊と明らかな嫉妬心だけだ。
奏「安心してよ、アキラが死ぬときもちゃんと僕が殺してあげるからさ」
凪「…それだけじゃ足りないです」
そう言ってアキラは僕の方へと視線を戻し、両腕を僕の首の後ろへと持ってくる。
凪「私が死んだらあなたも一緒に死んでください♡」
凪「死ぬときは一緒ですからね」
奏「ふふっ…はいはい」
アキラの瞳の中にはもう僕以外映っていない。その事実だけで心が満たされる。
奏「アキラ、大好きだよ」
凪「私も大好きですよ奏斗」
死ぬときも、死んだ後も、地獄に落ちても、生まれ変わっても……ずっとずっと一緒だよ。