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「瑠唯」
僕を呼ぶ低い声。
僕はこの声が大好きだった。
「おかえり、俊さん」
玄関に立つスーツを着たカッコよすぎる僕の恋人。
身長が僕よりもうんと高くて、キリッとしたかっこいい眉毛がしっかり見えるセンター分けの髪。
僕とは顔も性格も真逆の彼。
「ただいま」
このキリッとしたかっこいい顔を解せるのは僕しか居ないんだ!
俊さんは笑うと目尻にシワができる。それがたまらなく可愛い。
「寂しかった…」
僕は俊さんの胸に顔をうずくめる。
身長が低い方の僕は俊さんの胸の部分が頭になる。
ドクンドクンと心音が聞こえる。
俊さんの大きな手が僕の頭を撫でる。
ー暖かいー
今僕は人生で1番幸せだ。
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ー人物紹介ー
・蒼葉瑠唯(あおば るい)
19歳
家出をしてきた
雨の中俊介と出会い、恋仲になる。
過去に沢山のトラウマを抱えている。
感情が顔に出やすい
・髙木俊介(たかき しゅんすけ)
24歳
社会人
雨の中ボロボロになった瑠唯を助ける
感情が読みづらい
・藤田由香(ふじた ゆか)
24歳
社会人
俊介と同僚で仲良し
美人