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私───彰人のことが好きなんだよね。

杏 「それでさ…!私彰人の好みとか、全然知らなくて…お、教えてほしいなって」

いざ言葉にすると恥ずかしくなるが、やっと好みを知れるという期待も大きかった。

冬弥「………」

杏 「とう…や?」

冬弥は私を見つめたまま何も言わなかった。改めて顔をみると、やっぱり冬弥は顔が整っていて、それに合わせて夕日の光が差し込み、カッコいいというより美しいって言った方が合っている顔立ちをしていた。

冬弥「……すまない」

杏 「…え?」

す、すまないって冬弥も彰人の好みとか知らなかった…ってこと??

冬弥「白石…教える前に、俺の言いたかったこと、言っていいか?」

杏 「もちろんだよ」

冬弥は改めて姿勢を正し、その真っ直ぐな目で私を見た。

冬弥「俺は…白石が好きだ。前から、ずっと。すまない…白石が彰人の事を好きって思っているのは大体予想していたが…改めて言葉で言われると結構きついな…笑」

杏 「え、…え?それ、本当?」

冬弥「あぁ、本当だ。そして、これからもずっと好きだろう」

杏 「そ、そんな!ごめん、冬弥の気持ちとか知らずにこんなお願いしちゃって…!」

冬弥「ww……別にいいんだ。この気持ちを伝えられただけでスッキリしたしな。白石の願い事ならなんだって叶えてやろう。それがもし自分が傷つくことであってもな。」

なんだろう…この気持ち。

杏 「冬弥って王子様みたい笑……もし、もし私が彰人に告白して、砕け散ったら私を拾ってください」

これが今の正直な気持ちだった。

冬弥「まあ…白石は彰人の好みが知りたかったんだな?俺もあまり知らないが…」

冬弥はここで言葉を詰まらせた。

杏 「やっぱ知らないよね〜…」

冬弥「いや…知らないことはないんだが…これは言っていいことなのか…?」

杏 「それって、結構過激なタイプが好みって事?彰人の奴まじか〜笑笑…」

冬弥「いや…好きなタイプっていうよりかは…好きな人を知らされたんだ」

杏 「……え、嘘。あいつに、好きな人?」

冬弥「やっぱり、言ったらダメな気がする。だが…白石を応援する。」

杏 「う、うん…!ありがとね、冬弥!!」

冬弥「あと、彰人は髪の長い人が好きって言ってたな!」

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