💙翔太side
あれからしばらく阿部とは距離を置いている。現場で会ってもお互い知らん振りを貫く。LINEや電話は以前よりも少し増えたが、阿部の睡眠時間を確保するために早めに切り上げ、お互いの家の行き来は控えている。
様子を見ていると阿部の体調は以前より明らかに良くなったように見える。メンバーたちと一緒に収録で会う時も顔色が良くて安心した。クイズ番組の正答率も上がっているようだ。この間テレビをつけたら表彰されていた。
…そうは言っても、本当は少し寂しい。
💙うー。
阿部と身体を重ねなくなったせいで、俺は人肌の温もりがかなり恋しくなっていた。
阿部といた頃はずっと阿部の体温を感じてたから、独り寝の夜は物足りないし、やっぱり落ち着かない。
俺、阿部に変えられてしまったんだなあ…
💙ちょっとだけ…
俺は、ベッドの中で、そっと自分のを握った。
一人でするのなんて何日ぶりだろう。
上下にゆっくりと擦る。
そこはだんだんと硬さと熱を帯びてくる。
💙はあ、はあ…
前だけじゃ物足りなくて、扱いている左手とは別に、右手の指を後ろに入れていく。
💙あっ、あっ…きもちい……
俺は行為に夢中になっていて、後ろから近づいて来る気配に気づかなかった。
💚亮平side
久しぶりに翔太の家に来た。
あらかじめ知らせると断られるのが目に見えていたので、内緒で来た。
深夜に近い時間帯だから、翔太はもう寝ているかもしれない。
物音を立てないように気をつけながら、俺は合鍵でそーっと部屋に入っていく。
💚寝てるのかな…?
寝室のドアのわずかな隙間から唯一の灯りが漏れている。近づき、ドアノブに手を掛ける。
…そこで俺はとんでもないものを見てしまった。
💙あっ…きもちい……
クチュクチュといういやらしい音を立てて、明らかに自分を慰めている翔太の後ろ姿。
前だけでは飽き足らず、後ろの孔まで弄っている。
…なんていやらしいんだ。
俺は、自分の理性が音を立てて吹っ飛ぶのを感じた。
💙翔太side
💙はっ、はっ……うわっ!!!
自分を慰める行為に耽っていると、急に誰かに後ろから覆い被された。
思わず恐怖で身を固める。
そしてその誰かは、耳元で囁いた。
💚可愛すぎ
💙りょ、亮平!?
そのまま力強く後ろから抱きしめられて、身動きが取れない。上り詰めていた身体も急速に冷えていく。全身が硬直した。
💚あー。もったいない。続けてよ
💙どうして…?
💚会いたくなって、来ちゃった
💙うん…っ!
振り向かされて、キスをされる。
阿部の舌が容赦なく、俺の口を犯す。
久しぶりの甘い感覚に頭の奥が痺れて来た。
💙はあ…んん…っ
唾液が糸を引き、お互いの口がゆっくりと離れていく。
💚いっぱいキスしてあげる
それから耳の中を舐められ、時に甘噛みされ、首を吸われる。俺は喘ぎっぱなしになる。
久しぶりの快感に声を抑えることができない。
💙りょ…へい
💚いいね、いっぱい啼いて?
💙いつもより…っ、激し…っ
💚気持ちいい?
💙きもち…いいよぉ……
自分でも情けない声が出てしまう。
恥ずかしい。
でも絶え間なく押し寄せる快楽に抗うことができない。
阿部の顔がうっとりとしている。こんな阿部のふにゃっとした顔、俺以外の誰も見たことがないに違いない。
阿部の手が止まる。
💚ああ、もう好きすぎる、好きすぎて死にそう
💙ばか……早く続けて?
俺としてはもう先をねだるしかない。
身体が切なくてこっちが死にそうだ。
主導権はいつも阿部にある。
阿部は俺の手に、阿部のいきり立ったものを握らせた。
💚じゃあ舐めて
命令に従って、阿部のものを咥える。
阿部のそこは、今まで見たどんな時より興奮し、そそり立っていた。
口に含むのも一苦労だ。
はむ。
ちゅっ。
💚あっ……
阿部が目を閉じて快感を集中して感じているのがわかる。
嬉しくなって、もっと気持ちよくさせてやりたくなる。口の中、たっぷりの唾液で抜き差ししながら、ついでに玉も優しく弄ってやる。
💙きもち…いい?
💚さいこ…うっ
喉の奥、えずく寸前まで、深く阿部を受け入れる。阿部がしてくれる愛撫を思い出しながら一生懸命に奉仕した。
ふと、俺の頭を掴んでいた阿部の手に力が込もる。
💚しょうたぁ……
💙?
💚ちょっと……ストップ
💙亮平?
阿部は切なそうに顔を歪めて言う。
💚最初は翔太の中でイキたい
💚亮平side
口の周りを俺の先走りと自分の唾液でベタベタにして俺を見上げる翔太がいやらしすぎてマジで死にそう。
危うくイキかけたが、何とか理性で押し止まった俺は、翔太をゆっくりと押し倒した。
手早くゴムを付け、ローションを翔太の後ろに擦り付ける。
💚四つん這いに、なってくれる?
💙ん…
翔太は素直にくるりと回転して、こちらにお尻を向ける。
毛のない綺麗な身体に欲情する。
あそこもピンクで丸見えでいやらしい。
蕾へキスをした。
💙あん
💚入れるよ
💙来て……
翔太の双丘を掴み、挿し入れる。
ほとんど抵抗なく、翔太は俺を受け入れた。
💚中は、少し…きついね
💙んっ……
俺はゆっくり、ゆっくりと律動を始める。翔太の中を自分のものが出し入れするのが見えて、興奮する。
やがて、腰の動きに合わせて、しだいに翔太の声が大きくなってきた。
💙あん、あん、あんっ…
💚気持ちいい?
💙いい…きもち…いいよおっ……
左手で翔太の腰を掴み挿入しながら、右手では翔太のものを扱く。こちらも熱く、ぱんぱんに張っていた。
💚俺も、気持ちいい
💙いっ……いきそう
💚一緒に、いこう?
そうして二人ほぼ同時に果てた。
ベッドで二人抱き合ったまま。
翔太は眠っている。
もうすぐ夜が明ける。
そろそろ起きるかとそっと身体を起こすと、不意に肩を掴まれた。
💙ちゃんと寝ろ
💚でも…
💙今日は生放送じゃないだろ
💚ん
💙だったら、一緒に寝よう?
💚……わかった
俺は横になり、目を瞑った。
翔太がぎゅっと俺に抱き着く。
💙俺が起こしてやるから安心して寝ろ
💚うん…
そうして、俺はいつのまにか本当に眠ってしまった。
おわり。
コメント
18件
あべちゃんの好きすぎる気持ちが めっちゃ伝わります💚 しょっぴーもすっかりあべちゃんに染まっていていいですね😚
あべなべ可愛すぎてぎゃん!て声出ました笑 なんやかんや相性バッチリですやん…ごちそうさまでした💚💙
はぁぁぁ…これが本物のセンシティブ(?)