テラーノベル
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空は、いつの間にか暗くなっていた。
それでも、光の柱の周囲だけは明るかった。
遠くの空に浮かぶ白い光は、夕闇を押しのけるように輝いている。あまりにも大きくて、どこまでが光で、どこからが空なのか、もうよくわからなかった。
わたしたちは川沿いの道を歩いていた。
川面には街の灯りが映っている。水はいつもどおり流れていちた。
やがて、見覚えのある橋が見えてきた。
幼いころ、昴と別れたあの橋だった。
「ここ、まだあったんだね」
昴が言った。
「うん」
橋の欄干も、舗装された道も、少し古くなってはいたけれど、昔のままだった。
わたしたちは橋の上まで歩き、並んで欄干にもたれた。
川の水が、下のほうで静かに流れていた。
「覚えてる?」
昴が聞いた。
「うん。引っ越すときに来たところでしょ」
昴はうなずいた。
あの時の約束があったから、昴と離れていた間も、完全に一人になったとは思わずにいられたのかもしれない。
もう会えないかもしれないと思いながら、それでも、また会えるかもしれないと考えていた。
そして、本当に会えた。
今、わたしたちはここにいる。
「わたし、ちゃんと約束守れたよ」
昴は川を見つめたまま言った。
「うん」
「良かった」
昴が囁くような少し小さい声で言った。
わたしは横顔を見た。
金色の髪が、光を受けて白く輝いている。
昔は坊主頭だった髪も、今は肩のあたりまで伸びていた。けれど、笑うときに少し目を細める癖は変わらない。
わたしは、これまでのことを思い返した。
施設で出会って、一緒に遊ぶようになって、別れて、また会った。
特別な出来事ばかりではなかった。 ただ、昴が隣にいた。
一緒に歩いて、一緒に笑って、くだらない話をした。
その積み重ねが、いつの間にか、わたしの世界になっていた。
「昴」
「なに?」
「ありがとう」
昴はわたしを見た。
「どうしたの、急に」
「言っておきたかっただけ」
昴は少し困ったように笑った。
それから、わたしたちは黙った。
遠くで、何かが崩れるような音がした。
橋の向こうに見える街の一角が、白い光に照らされていた。光はゆっくりと、けれど確実に広がっているように見えた。
終わりが近づいている。
そのことを、わたしたちはもう知っていた。
「ねえ、咲」
「なに?」
「もう少し歩こう」
「どこまで?」
「どこまでも」
昴はそう言って、わたしの手を取った。
その手は、温かかった。
わたしたちは橋を渡り、川沿いの道を歩き続けた。
#生成AI
柘榴とAI

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#鬱展開
Mist-404
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柘榴とAI

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ゑぬ。
197
コメント
1件
第7話、読んだよ〜!!😭💕 橋の上で「約束守れたよ」って言う昴くんと、「ありがとう」って返す咲ちゃん…その積み重ねが世界になってる描写、エモすぎて涙出そうになった…。終わりが近づいてるのに、「どこまでも」歩こうって手を繋ぐふたり、尊すぎる…っ✨ 続きが気になりすぎるよ〜!次の話も絶対読みに行くね!📖💕