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ーヤマトの部屋ー


???:『……寝ちゃってる』


ヤマト:「スゥ…スゥ………」


???:『私を差し置いて寝るなんて図太くなったねーヤマトも』


ヤマト:「ぐぅ……」


???『鼻塞いでやろ』


ヤマト:「ふがっ……、」


???:『ふふっ、さーてとっ…』


天気は良い、雨の気配はナシ、なんにせよ私の気分が良い


???:『………お散歩いっちゃおっか♪』


声帯、足取り、久々に人間みたいだ

笑みがこぼれちゃう


???:「あーあー、うん良い感じ」


???:「私は刃の魔法使い、キョウ・ミグシス…カレッジの臨時教師だよ」


キョウ:「決まった…!」


キョウ:「さ、探検だー!」








ーしばらくしてー


キョウ:「うーん、迷ったね…!!」


ヤバいヤバいヤバい、迷っちゃったよ…!

どうしようどうしよう…、


???:「なにやってんだ?アンタ」


キョウ:「えッ?あ、あぁ…私?」


???:「お前しかいねぇだろ、何してんだ」


キョウ:「えっと、た…たん…探検?かな…」


???:「はぁ?」


キョウ:「えっ!!えっとね!!」


???:「あーもう良い!お前は何者だってんだ!!」


キョウ:「わッ…私はカレッジの臨時教師…!キョウ・ミグシス…、」


???:「はぁ?!臨時教師?!」


キョウ:「貴女は…?」


アリス:「アタシはアリス・スウェーン、ここの生徒だ」


キョウ:「あ、アリス…よろしく」


ウィルオウィスプ:『待ちな』


ボウッ…


アリス:「あッ…!おい!」


キョウ:「あつッ…?!」


ウィルオウィスプ:『おめー人間じゃねーだろ。錆びた匂い、刃の匂いがプンプンするぜ?』


キョウ:「ウィルオウィスプ…青い火…」


ウィルオウィスプ:『あんまりコイツにゃ近付くなよアリス』


キョウ:「心外だよ!ウィルオウィスプ、私はアリスに助けられたんだ」


アリス:「でも…あんた、人間じゃないって…」


キョウ:「え、あ、うん。そうだけど…カレッジには人間じゃないやつってたくさんいるでしょ」


ウィルオウィスプ:『オレの言いたいことはそれじゃねーんだよボンクラ!お前は魔法使いだろうがい!』


アリス:「はぁ?!」


キョウ:「…………………」


アリス:「え、あんた…そうなのか?」


キョウ:「ま、そうだけどね!でもさ!?ここは魔術師が多いけどここにも魔法使いっているでしょ???そんなに強張らなくても良いと思うんだけど…」


アリス:「ま、まぁそうだが…」


ウィルオウィスプ:『ケッ…オレぁもう知らねーぜ、好きにしな』


キョウ:「はぁ…出勤初日でこれかぁ……私なんかしたかなぁ…」


ーいっぽうで…ー


アリス:「おい、!おい待てよ!!」


ウィルオウィスプ:『いーや待たねーぞ』


アリス:「一体どうしちまったんだよ…!」


ウィルオウィスプ:『アイツにゃ近付くな』


アリス:「だから何で…!」


ウィルオウィスプ:『アイツは【刃の魔法使い】かつては良心的な人間だったが強過ぎる力で体と理性が暴走、妖精や精霊を狩りまくって妖精や精霊たちを敵に回した愚か者さ』


アリス:「そんな、あんな優しそうな男が…?」


ウィルオウィスプ:『人は見かけによんねぇぞ、アイツはもう人じゃねぇがな』










ー自室ー “ヤマトside”


ヤマト:「んん、ッはぁ」


もうこんな時間…寝過ぎたな、体が痛い…

魔力がもう減ってるんだ…


ヤマト:「うッ、」


ドタドタドタッ…


ヤマト:「ごほッごほッ…がはッ…」


ゴミ箱に吐き出された黒ずんだ血を見る

ぢゅーっと補給用の魔力を飲んで軽くストレッチをする

無意識に消費される魔力に体がついていけてない


ヤマト:「さて…トレーニングにでも行くか」


俺は母の顔も父の顔も覚えていない。

背中には禍々しいアザが首の後ろから尾てい骨あたりまで長く続いている、これは生まれつきらしくそれを一目見た母はすぐに俺を捨てた

アザのある赤子は忌み仔の証らしく、俺はずっと孤児院でもいじめを受けていた

師匠に救われたのは…俺が5歳の時だった

師匠は急に孤児院に来て、俺を見るなりすぐに引き取った


ヤマト:「は…ッは…ッはぁ…ッ!」


日課のトレーニング…メニューはランニング、腕立て、腹筋、スクワット、ストレッチ…


ヤマト:「フー……、」


魔力が人より著しく少ない俺は身体だけは強かった

風邪は引かないし怪我もあまりしない

大きな病気はかかったこともない

人より少し恵まれた体格はトレーニングをすればするほど筋肉はつき、強く硬く頑丈になった




それもこれも全て、師匠のため


キョウ:「ヤマト」


ヤマト:「…!」


なんでいる、どこに行っていたんだ、何をしていたんだ、貴方は外に出ては危ない、俺が守らないといけない………

たくさん言いたい言葉が頭の中を逡巡した

しかし何を言ってもこの人には通じない






ヤマト:「おかえりなさい、師匠。」

魔法使いの嫁 −朝の忌み仔と刃の魔法使いー

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