テラーノベル
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うち、星空凪。
訳あり元々猫だったんだけど人間の世界に転生してきた!訳ありで猫時代の飼い主の「夢城明希」の通う中学校に来たーんだけど…
「コレカラドウシヨウ………」「どうしようって。」「だって、このまま中学校でボーっとしてちゃだめでしょ!?」「ちょっと。大声出さないで!女子トイレとは言えだれか入ってるかもじゃない。」「え?」「ま、誰もいないけど。」「はぁー!?」「とにかく中学校で私と話す時は静かに、とにかく静かに気を付けて!ってこと。」「なるへそ。」「まぁ、正体がバレないように夢城明希に接近していけばいいんじゃないの?」「なんでバレないようにな_」「**自分はあなたの飼い猫だった。でも事故にあって死んでしまったけど、猫の時の記憶を持ったまま人間の姿で転生した。**んなぶっ飛んだ話急にきた転校生から聞かれて信用できる?」「デキマセンネ。」「そうでしょ?だから、すこーしずつ夢城明希に近づいて仲良しになればいいの。」「なるほど。っていうか、もう明希に会えたし、今度は_」
キーンコーンカーンコーン
「あ。」「さっきの、また後で聞かせて。」「分かった。」
放課後。
「で?さっきの話。何?」「あの。私、もう明希に会えたから、今度は咲に会いたい!」「夢城明希の祖母ね?」「おばあちゃん!」「祖母とおばあちゃんは同じ意味よ。」「そうだけどっ!咲に会いたい!」「そうねぇ。夢城咲は高齢だし、普段よっぽどのことがない限りは外出しないみたいだし。夢城家に入らないと、夢城咲には会えないかもね。」「そうだよね……。ってか、なんでそんなこと知ってるの!?」「あなたを転生させる時に、前世の記憶を読ませてもらったの。」
???
「えぇー!?そうなの?ニャカミがうちのこと転生させたの!?ってかなんでうちの記憶勝手に見たの!?なんで!?なんでーっ!?」「それは後で説明するから〜!!つ、つまりっ。夢城咲に会うためには、夢城家に直接行かないと行けないわ。」「なるほど。でも普通に不法侵入はダメだし、家に行ってもいいって言ったら百億%怪しまれるし!」「でも、友達とかだったら、家に行ってもいいって聞くのも、誘われるのも不自然じゃないわよね………。つまり。」「明希と友達になればいいってこと?」「そうね。」「うちと明希仲いいし!」「それ、前世の話でしょ?」「そっか。まぁ、大丈夫!明希と友達になるって“任務”は、うちに任せといて!」「何を?」「ごめんうちでもわかんない。」「えぇ…。」「あってか!さっきのやつ!なんでうちの記憶を勝手に見たのーっ!?」「今から説明するから、とりあえず落ち着いてくれる?」「ハイ。」
ニャカミは普通に言ってるだけなのに、なぜか気迫感がすごい。ニャカミって、ニャ界の王様の家族なんだっけ。
「私の家系は代々ある不思議な力を使ってね、」「自分の家系の持つ力自分で不思議って言うんだ。」「最後まできーてっ!」「ハイゴメンナサイ」「よろしい。その力は死んだ猫をその猫の希望する動物に転生させることもできるの。私は今の家族のなかでその力をうまく使いこなせるから、よく猫が死んだ後にいく世界をよく見てたの。そしたらあらま、あなたが来たではありませんか。なんかすごい感じがしたから、記憶を見させてもらってなんか転生させた方がいいから人間に転生させた。以上。」「な、なにそれ……。猫が死んだ後に行く世界て、霊界的な?」「まーそんな感じね。勝手に記憶を見たのは悪いけど、凪、あなたにとってそれが一番よかったことなんじゃない?」「……そうだね。まぁ、ありがと。」「まぁってなによまあって_」「はやく帰ろー。」
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