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×Shota.W
ねぼすけさん(リアル設定)
ご本人様には関係ありません
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貴方side
〇〇「翔太ー。」
翔太「んー。」
昼12時。いまだに夢の中な彼を起こす。
珍しく翔太の家にお泊まりをした日は、ねぼすけな彼に声を掛けるのが私の仕事。
休みの日はゆっくり寝かせるけど、仕事だった時が大変だから。
〇〇「起きなくて大丈夫なのー?」
寝坊ってのはあんまりしないタイプだと思うけど、確認って大事だしね。
翔太「んー。・・・きょうオフだから・・・」
〇〇「へー。んじゃあ、寝てても大丈夫か。おやすみー。」
確認オッケー。私の仕事しゅーりょー。
・・・って思ったのに。
翔太「んー・・・。」
〇〇「なんで腕掴んでるんです?」
しっかり腕をホールドされてる。抜こうにもどれだけ力を入れてもびくともしない。
夢うつつなくせに、意外と力強いなこの男・・・。
翔太「お前も・・・。」
どうやら、「お前も一緒に寝ろ」の意らしい。
翔太の家に泊まりってだけでも珍しいのに、添い寝の誘いなんて。明日は槍でも降るんだろうか。
〇〇「・・・仕方ないなあ。」
まあ、私も急ぎの用とかないし。たまにはこういうのもいいでしょ。
翔太「ん・・・あったけぇ・・・」
私がベッドに入ると、今度は私の体をガッチリとホールドした翔太。
〇〇「私は湯たんぽか・・・」
思わずそんなツッコミをしてしまう。さては、寒かったから私を招いたな・・・?
翔太「俺専用な・・・?」
私を抱きしめたまま、耳元でそんなことを囁く翔太。
・・・いつどこでそんな言葉を覚えたんだ5歳児。
ってか、湯たんぽは否定しないのか。・・・ま、いっか。
〇〇「・・・うん。」
翔太「ん・・・。」
私が頷くと、彼は満足そうにまた夢の中に行ってしまったご様子。
〇〇「・・・急な甘々は心臓に悪いですよ。本当に・・・。」
いつもは全然そんなこと言わないくせに。このツンデレめ。
起きたら徹底的にいじってやる。覚えてろよぉ??
翔太「何。今日めちゃくちゃくっついてくんじゃん。」
〇〇「私、翔太専用の湯たんぽらしいから。」
翔太「・・・は?」
〇〇「・・・覚えてないなら結構でーす。」
翔太「いや、気になるじゃん。『らしい』って何。え、何?」
〇〇「ふん、しばらくそうやって悩めばいいんだ!私の心を弄んだ罰!」
翔太「はぁ??意味わからん。弄んだってなんだよ。俺なんかした?」
〇〇「教えない!」
翔太「まじでそういうのいいわー・・・うっざぁ・・・」
〇〇「そういうなら、私の腰に回した腕を離したらどうだい?」
翔太「・・・それはやだ。」
〇〇「何それぇ。」
そんな罪な彼に惹かれる私も大概だろう。