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6人兄弟の設定は前回投稿した作品に書かれてありますが簡単に紹介しておきます!
紫 22歳 赤 19歳 桃 17歳 青 16歳 橙 14歳 黄 13歳
今回は橙黄が中心となっています。
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黄side
皆さんこんにちは!黄です。遂にきました来週は僕達五男六男の運動会です!中学初めての運動会でワクワクしています!僕はリレーのアンカーをつとめることになりました。正直緊張しています、去年は赤にぃと桃にぃと一緒に青にぃと橙にぃの運動会を見に行きました。それはそれは小学生の僕からしたら先輩がいながらもぬいていき、一年生の中では一位になったリレーのアンカー橙にぃはとてもかっこよかったです!だから僕もそのかっこいい姿をお兄ちゃん達に見せる予定!だったのですが………
黄「えっ!今年の運動会誰も来てくれないんですか涙、そんなの嫌です!初めての運動会ですよ⁈」
紫「ごめんね、黄ちゃん。俺だって黄ちゃんのリレー見たかったよ、でも仕事が入ってしまって…去年も行けなくて橙くん泣かせちゃったのにお兄ちゃん失格だな、」
赤「何言ってるの?兄ちゃん。仕事があるのはしょうがないよ、謝るのは俺のほうだよ。去年は俺高校生だったから行けたけど今2つバイト掛け持ちしてるから休もうにも中々休めないんだよね、黄ちゃん本当にごめん。」
桃「俺もごめん、部活丁度試合なんだよ、3年生が引退近いから2年生である俺達はサポートしないといけなくて、すまん!」
青「僕も兄ちゃんと同じ理由。一年生だけど試合で物を運んだり雑用しないといけないからごめんね」
お兄ちゃん達は次々と謝罪の言葉を述べた。謝って欲しい訳ではない?運動会に見に来て欲しいだけ?……
僕は自分がどうして欲しいのかわからなくなり自分の部屋に駆け込んだ。
赤side
どうしよう…部屋の空気が最悪すぎる泣黄ちゃんの気持ちもわかるけど俺達だって休めない用事がある。
紫「どうしよう、」
紫にぃがそう呟いた。俺も何か良い方法がないか考えているとさっきからずっと黙っていた橙が口を開いた。
橙「兄ちゃん達が用あって行けんのも黄ちゃんが悲しんでんのもわかる。俺やって辛いもん!去年赤にぃと桃にぃが来てくれたけど紫にぃは仕事が忙しくて来れへんかったよな。その時俺やって泣いたわ!活躍してるところ生で見て欲しかった、俺からもお願いや!桃にぃと青にぃは試合やし休めんよな。紫にぃも今仕事忙しい時期なんやろ?やから、やからせめて赤にぃだけでも行ってあげてほしい。無理言ってるのはわかる。でも黄ちゃんは一番仲の良い赤にぃに活躍してるところ見て欲しいと思うんよな、お願いや」
ここまで必死な橙は初めて見た。
桃「兄ちゃん…?どうする?」
バイトは2つあるが片方の時間をずらして貰えば見に行けない事もない。だが少ししか見れないし、もしかしたら黄の出番は終わってるかもしれない。
赤「頑張って店長に聞いてみるよ。行けるかはわからないけど電話してみる」
橙side
赤にぃが電話している時に黄ちゃんが自室から出てきた。
紫「あっ、黄ちゃん」
皆んななんて言葉をかけて良いかわからず無言になる。すると黄ちゃんが
黄「さっきはごめんなさい。ついイライラしてしまって………自分の部屋で考えたんです。皆んな忙しいもんねって、毎日暇な訳ないですもんね!ごめんなさい」
笑っているように話していたが顔は笑っていなかった。
青「黄くん…」
青にぃがそう呟いた時丁度赤にぃが帰ってきた。どうだったのか黄ちゃん以外がソワソワしていると黄ちゃんがさっき俺らに言った言葉をそっくりそのまま赤にぃに言った。すると赤にぃは驚いた顔で
赤「もう!謝んないでいいよ。俺バイトの店長さんにさっき電話したの。来週バイトの時間ずらしてもらえないか?って。何回か拒否されたんだけど今まで俺時間ずらした事も休んだ事もなかったから今回はいいぞって許してもらっちゃった笑!黄ちゃんのリレー見れるようにするからね!楽しみにしてて?」
赤にぃは優しい口調で黄ちゃんに言った。兄弟達も安心したのか笑顔で
青「黄くん!良かったじゃん!赤にぃにかっこいいシーン見せなきゃね笑!」
桃「そうだぞ!黄!橙のクラス抜いてやれ笑」
そんな事を言われ俺は反論する。
橙「そんな事ないって!1年間の差は凄いんやで!黄ちゃんに抜かれてたまるか!俺が一位や!お!れ!が!」
桃「はいはい。わかったって笑」
皆「笑笑笑笑笑笑」
赤side
その日の夜11時。リビングには仕事でパソコンをうっている紫にぃ。大学の宿題をしながらホットミルクを飲んでいる俺。こんな時間だというのにゲームをしている桃と青。
紫「黄ちゃんが元気になってくれてよかった。」
ふと紫にぃがこう呟く。
桃「本当だよ。良かった。」
さっきまでゲームをしていた桃が俺達の方に寄ってきて俺のホットミルクを勝手に飲む。俺に言わずに何してんだよ!と言おうとしたがこの部屋の雰囲気的に言えなかった。
青「運動会って中学の数少ない大きなイベントの一つだからね〜ああなるのもしょうがないよ」
青が俺の髪をいじる。おい!俺はお兄ちゃんだぞ!何してんだ!とは勿論雰囲気的に言えずに黙る。
紫「でも橙くんがあんなに声張り上げてるのめちゃ久しぶりに聞いたかも笑」
桃「確かにな、あいつあんまり元気です!みたいなタイプじゃないしな。どちらかと言えば真面目です!の方が合ってるし。珍しかったな」
桃はそう言い俺の筆箱をあさる。俺の物を勝手に触るな!とは勿論言えない。お前ら紫にぃにしろよ!なんで俺なんだよ!とも言えない。
青「まあ、とにかく赤にぃ!黄くんの活躍目に焼き付けてきてね!」
そう言い俺の膝の上に座る。お前高校生だろ?いつまで俺に甘えてくんだよ!とは言えず、
赤「そうだね!黄ちゃんの活躍見てくる!」
と返事をした。楽しみだなぁ〜黄ちゃんかっこいいんだろうな〜
桃「兄ちゃん、顔ニヤニヤしてる」
と桃に頬をつねられた事はここだけの話
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いかがだったでしょうか?私話を書くのは好きなんですけど題名考えるの苦手なんですよね笑
赤×他メンが好きすぎて最後の方は自分の好みの感じになってしまいました笑