テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
♪
宅配以外が呼び鈴を鳴らすのは久しぶりだ。
Hr「はいはい開けますよーっと」
ガチャっと開けると久しぶりに見る顔。
As「お邪魔します。あ、はるさん。これ」
今日の来客はあすた。
Hr「え、手土産なんかいいのに…ってこれ!」
手渡されたのはこの間広告で見て気になっていたお菓子だった。
As「前食べたいって言ってたでしょ?」
俺の言ったこと、覚えてくれてるんだ。
Hr「いやさ、ネット広告で見かけて美味しそうで」
As「はるさんって意外と甘党だよね」
Hr「美味いじゃん。てかあすた甘いの苦手だよな。いいの?」
As「あー、まぁ俺あんま得意じゃないけど、はるさんが美味そうに食べるからいっかなーって」
なにそれなにそれ。
俺の為に、か。
Hr「あ、上がって上がって」
As「うん」
本当は配信とかしたかったけど、今日はそれが1番の目的じゃないから。
今日、あすたを呼んだのは、
Hr「あすたさぁ」
As「ん?なに?」
Hr「前俺に手紙くれたの覚えてる?」
As「え?手紙?」
Hr「んー、うん。ファンレターくれたじゃん?」
As「懐かしい話するね、恥ずかしいな」
あすたは編集で入る前から俺のファンで、ファンレターを送ってくれていたのだ。俺は比較的手紙は残すタイプなので、あすたにあれ出したの俺と言われわざわざ別にしていたのだ。
Hr「俺さ、まだ持ってるんだよ」
As「マジで??なにそれ恥ずっ……え、てか何年も前じゃない?なんで???」
Hr「えー?だって貰って嬉しかったしー?」
As「いや、うん…嬉しいけど……」
狼狽えつつ顔が赤いあすた。
……可愛い。
Hr「ちゃんとね、あすたからもらった手紙は全部残してあるんだ」
“あすたから今までに貰った手紙”を引き出しから出す。
As「え?俺はるさんに手紙送った事あったっけ……」
Hr「え?これ全部あすたがくれたでしょ?」
As「へ…?」
首だけ振り向いたあすたの頭上から、数年前もらったファンレターと、ストーカーからの一筆箋を落とす。
Hr「愛の言葉あすたくれたじゃん」
さぁっと今度は顔が青くなるあすた
As「な、んで……」
青くなったあすたとは対照的に俺の頬は紅潮してる。
Hr「あすたってさ、俺のストーカーだろ??」
As「待って、なんで」
Hr「俺の事好きなんだろ?」
As「待って、はるさん?」
Hr「んふふ、あすたかーわい」
焦ってる。ものすっごく。
いつも煽ったりなんだりしてるあすたはよく見るけど、きょどっちゃうあすたもよく見るけど、俺のせいでこんなに焦ったあすたを見られるなんて。
Hr「なぁなぁ。俺しか見えないんだろう???」
As「は、はるさん???」
Hr「なに?」
As「俺だって、いつ、気付いたの」
Hr「筆跡一致したから?」
ほら、このハネとか〜この”好き”って文字とか一緒!!
As「……」
Hr「俺もさ、あすた好きだぜ」
As「は、」
Hr「愛してくれるんだろ???」
As「え、」
Hr「え、」
ポカンとしたあすた。
…………
え、真逆俺の事嫌がらせでストーカーしてたの???嘘だよね???
Hr「俺の事、好き、だよね?」
As「好きだけど」
……よかった。
そっと息をつく。
未だへたりこんでいるあすたにしゃがんで目線を合わせる。
Hr「元々普通に友人として好きだな〜位だったけど、真逆俺の欲しい言葉くれるなんてさ」
As「えぇ……どれだろ……」
Hr「元々普通に友人として好きだな〜位だったけど、真逆俺の欲しかった言葉くれるなんてさ」
As「えぇ……」
Hr「えぇってあすた俺の事嫌いなの…?」
As「そんな訳…!!」
Hr「んふふ、よかった」
As「てか、ストーカーが好き…って……」
Hr「んー、あすたならやじゃないかな〜?って。…でも」
As「でも?」
Hr「あすたじゃなかったら流石にストーカーだって分かってるのに家に呼んでのこのこ一緒に過ごさなかったな」
As「……っ」
Hr「恋人になろ?あすた」
As「え、それは」
Hr「え、あすた俺の事拒否るの???なんで?俺の事好きなんだろ???」
As「そ、そりゃ好きだけども!!!」
Hr「両想いじゃん。俺もあすたの事好きだもん」
As「ああもうっ!ストーカーが好きって何!?」
Hr「あすただから好きって言ってんじゃん!!」
As「〜〜〜っ」
Hr「愛してよ……」